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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第八話 中華街でその十三

「喧嘩も程々にね」
「ちぇっ、仕方ねえな」
「一緒にいてあげるわよ」
 乱馬もあかねもお互いを見合って言い合った。
「これからもずっとね」
「腐れ縁だしな」
「しかしお前等サインとか大丈夫か?」  
 ムースは二人に野球の話をした。
「早乙女乱馬がピッチャーで天道あかねがキャッチャーであろう」
「そうだけれどよ」
「サインはもう決めてあるわよ」
 二人はムースにあっさりと答えた。
「グーチョキパーとね」
「指の数でな」
「乱馬も球種多いけれど」
「それぞれ決めたぜ」
「バッテリーのことだから多く聞かんが」
 ムースは他のポジションから述べた。
「盗まれん様にな」
「いや、盗まれようとも同じだな」
 九能はきっぱりと言い切った。
「相手は大谷選手だからな」
「いや。それ俺は何投げても打たれるってことか?」
「違うか」
 九能は乱馬に真顔で返事を返した。
「居合ホームランを観るとな」
「サトテル選手を死んだ目にさせたあれかよ」
「一試合に二本打ったな」
「そう言われると俺も自信ないけれどな」
「そこで抑えられると言ったらメジャーでもトップだな」 
 良牙にもそれがわかった。
「乱馬では無理か」
「そこ俺でもって言えよ」
「じゃあ確実に抑えられるのか」
「だから流石に無理だって言ってるだろ」
「それはな」
「実際どんなボール投げても打たれるわね」 
 あかねもこう確信していた。
「ここにいる誰でもね」
「だからサインを盗まれてもいいですわね」
 小太刀も冷静に述べた。
「ではそういうことで」
「ええ、私達がバッテリーをするわ」
「ホームラン以外はスリーベースまでに抑えたいですわね」
「あの人足も速いから」
 あかねは大谷選手のこのことも話した。
「ランニングホームランもあるわね」
「ですからそこは抑えますわ」
「普通あれだけホームラン打って大きな人が足速くないわよ」
 一ノ瀬のおばさんはビールを飲みつつ真顔で言った。
「それだけでとんでもないよ」
「そうよね」
 朱美もビールのジョッキを手にしている、そのうえでの言葉だ。前にはピータンがあってそチラも楽しんでいる。
「普通はないからね」
「しかも守備もいいしね」
「そうなんだよね」
「本当に守備でまずいことしたらね」
 おばさんは鶏のから揚げも食べて言った。
「ランニングホームランもあるよ」
「それは流石に止めたいね」
「普通のホームランは仕方ないけれど」
 それでもというのだ。
「ランニングホームランはね」
「止めないとね」
「絶対にね」
「つくづくバケモノだからな」
 鬼丸はそれでと話した。
「打たれて抑えられることは覚悟しないとね」
「ピッチャーとしても異常過ぎる」
 殺生丸も冷静に述べた。 
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