トイレが壊れる位太るには
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第一章
トイレが壊れる位太るには
ファッションデザイナーの中島美花子癖のある茶色の髪の毛をセミロングにしていて面長の顔で一六二位の背でモデル顔負けのスタイルではっきりした二重の切れ長の目と形のいい鼻と赤い小さな唇を持つ彼女は仕事でストレスが溜まると食べ。
結果だ、今では。
「また太ったな」
「ちょっとね」
「ちょっとじゃないだろ」
友人で俳優の奥村英寿切れ長の奥二重の目に形のいい眉、セットした黒髪に形のいい顎を持つ彫のあるマスクと一八〇以上あるスマートなボディを持つ彼は今の中島を見て言った。
「別人か」
「最近忙しくて」
中島は仕事で会った奥村に話した。
「どんどん食べてると」
「そうなったか」
「所謂ドカ食いして」
そうしてというのだ。
「体重百キロ超えたの」
「そうか、お前の体格でそれはまずい」
百キロ超えると、というのだ。
「食う量は変えなくてもいいけれどな」
「運動しろっていうのね」
「身体を痛めない水泳がいい」
どの運動がいいかも話した。
「食うものはカロリーが少なくて栄養バランスを考えてだ」
「量自体はいいのね」
「ああ、さもないとな」
「あれね、歩くとお家の床がミシミシ言って」
中島の方から言ってきた。
「おトイレが壊れるのね」
「そこまでなるか」
だが奥村は真顔で答えた。
「力士さんでもだ」
「そうはならないの」
「力士さんはお前より体重あるからな」
「実は殆ど筋肉で」
「脂肪は皮膚の下一枚位でな」
「そうよね」
「その力士さんでもな」
今の中島以上に体重があってもというのだ。
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