八条学園騒動記
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第七百九十一話 カラオケボックスその九
「お家の中でね」
「そうなのよね」
「おトイレとね」
「浴室はね」
「だからお風呂に入るなら」
それならというのだ。
「まずはね」
「浴室を暖めることよね」
「もう寒いからね」
だからだというのだ。
「それでいきなり湯舟に入らないで」
「足からお湯をかかってね」
「それでね」
「少しずつ身体を温めて」
「入るのよ、私湯舟に入る前に」
その前にというのだ。
「身体洗うし」
「ああ、それでシャワーも浴びるし」
「そう、徐々に温まるしね」
身体がというのだ。
「それで垢や汗も落ちて」
「身体も奇麗になって」
「湯舟も汚れないから」
だからだというのだ。
「いいのよ」
「そうよね」
「それでね」
ジュリアは話を続けた。
「私としてはお勧めよ」
「湯舟に入る前に身体を洗うのは」
「それはね」
「そうなのね」
「そう、銭湯とかでもね」
湯舟に入る前に身体を洗うと、というのだ。
「皆が入る湯舟汚さないし」
「いいのね」
「そうよ、だからね」
「私もなのね」
「そうして入ったらいいわ」
「それじゃあね」
アロアはジュリアのその入り方にそれではと頷いた。
「そうして入るわね」
「身体も温まるしね」
「いいわね」
「それね、ヒートテックね」
ジュリアは二人の話を聞いてこう述べた。
「あるのよね」
「これがね」
「それで下手したら死ぬのよね」
「浴室で死ぬ人いるけれど」
アロアはジュリアにも話した。
「どうしてかっていうと」
「急に寒いところに入って」
「裸でね」
「心臓に負担かかるのね」
「それで心筋梗塞とかになって」
それでというのだ。
「死ぬのよ」
「そうなのね」
「おトイレでもね」
この場所でもというのだ。
「あるでしょ」
「元気だった人がね」
「それって出すこともあるけれど」
「出すにしても身体に負担かかるし」
「それで脳梗塞とかにもなるし」
そうしたケースもあるというのだ。
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