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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第七話 六甲おろしその十八

「浮かんでこなくてな」
「その呪いだというな」
「阪神に何かあるのはな」
「そう言われているな」
「いや、待て」
 さくらは肉を恐ろしいまでに食べつつ言ってきた。
「それ以前からだ」
「阪神には呪いがあるのか」
「そうなのか」
「甲子園の最終戦で負けて優勝を逃したりだ」
 昭和四十八年のことだ。
「度重なるお家騒動、主力選手の流出とだ」
「阪神は昔からか」
「色々あったか」
「そうだったからな」 
 阪神の歴史を見ればというのだ。
「二リーグ制になった時といい」
「長い歴史で色々あったチームなのよね」
 魂子も知っていて話に加わった。
「本当に」
「確かにそうですね」
 桜はスマートフォンで阪神タイガースの歴史をウィキペディアで確認してそのうえで話に参加した。
「阪神は」
「他のチームより色々あるな」
「はい」
 桜にその通りだと答えた。
「私から見ましても」
「そうしたチームだからな」
「それで、ですね」
「マモノやケンタッキーのおっさんだけとは言えぬ」
「何かとあるチームで」
「呪いがある」
 それがかかっているというのだ。
「やはりな」
「だから優勝もですね」
「あまりできぬ」
「そうなんですね」
「だからな」
 それでというのだ。
「それに勝つこともだ」
「阪神は重要ですね」
「来たるべき黄金時代の為にはな」
「そして若し大谷選手が来てくれたら」
 自分達が勝ってというのだ。
「その時は」
「呪いも解ける」
「そして黄金時代もですね」
「必ず来る」
 こう言うのだった、そして今は山で楽しい時間を過ごした。そこで食べるこれでもかという量のバーベキューは最高で皆驚くまでに食べた。


第七話   完

             
                     2024・12・23 
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