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おぢばにおかえり

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第八十四話 日常を過ごせるのもその二十四

「なるのよ」
「そうですか」
「それに糖尿病にもね」
 この病気も聞いています。
「なるのよ」
「歳を取ったら」
「不摂生だとなって」
「大変なことになりますね」
「けれどそれ位になるとね」
 四十代位にです。
「そうしたこともね」
「ありますか」
「本当に何かとあるみたいよ」
「今が何もなくても」
「それで還暦を過ぎると」 
 もうその頃はです。
「十代みたいに何もないなんてことは」
「ないですか」
「そうみたいよ」
「年齢を重ねるとどうしてもですね」
「そうなるから」
 それでと言いました。
「新一君もね」
「こうしたことはですね」
「わかってね」
「誰でも身上になりますね」
「そうよ」
「覚えておきます」
 新一君も答えてくれました。
「何かとあるんですね」
「生きているとそうみたいね」
「僕はまだ実感出来ないですね」
「自分で何かないとね、私新一君が変な人に会ってきたっていうけれど」
 このこともです。
「実感出来ないわよ」
「そうした人に会ってないから」
「だからね」
 その為にです。
「私もわからないわ」
「そうなんですね」
「酷過ぎる人達に会い過ぎているわね」 
 新一君について思うことです。
「どうにも」
「それでこうした考えですが」
「それがね」 
 どうにもです。 
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