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博士の挑戦状

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第二百三十話

            第二百三十話  続編もしっかりしていて
 小田切君は魔城伝説をクリアすると今度はガリウスの迷宮にかかった、早速プレイをはじめて博士に言った。
「魔城伝説の続編ですね」
「そのゲームはな」
「けっきょく南極大冒険の続編が夢大陸アドベンチャーで」
「グラディウスもシリーズになっておってな」
「イーアルカンフーの次がイーガー皇帝の逆襲で」
 小田切君はそうしたゲームの話もした。
「当時のコナミのゲームはシリーズものもあったんですね」
「そうであったのじゃ」
「そうなんですね」
「うむ、ただそのゲームは内容が違うな」
「魔城伝説は純粋なシューティングでしたが」
「そちらはアクションRPGじゃ」
 そちらのジャンルだというのだ。
「これがな」
「そうですよね」
「それでジャンルは全く違うが」
 博士は小田切君にさらに話した。
「こちらも面白いであろう」
「はい」
 小田切君はプレイしつつ答えた。
「こちらはこちらで」
「そうであるな」
「プレイしていますと」
 そうすると、というのだ。
「かなりです」
「そうであるな」
「これはです」
 小田切君はさらに言った。
「名作ですよ」
「魔城伝説と並んでじゃな」
「負けていません」
 まさにという返事だった。
「本当に」
「そうであるな」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「このゲームもクリアして」
「エンディングを観るな」
「そうします」
 確かな声で言った。
「絶対に」
「もう一作あるからな」
 ここで博士は小田切君に話した。
「そのシリーズは」
「もう一作ですか」
「シャロムじゃ、そちらもプレイするか」
「はい」
 小田切君は確かな声で答えた。
「それなら」
「ではな」
「やらせてもらいます」
 こう博士に答えてだった、小田切君は今度はガリウスの迷宮をクリアしたのだった。


第二百三十話   完


                   2024・12・22 
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