| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハッピークローバー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百六十一話 文化祭の最後はその九

「あそこは」
「まだまだ未発見の生きもの多いから」
「お化け屋敷より怖いしね」 
「恐竜いてもおかしくないし」
「巨大アナコンダだってね」
「いてもおかしくないのね」
「ええ、あそこマナティーもいれば」 
 ジュゴンの仲間であり海にいる種類が多いがアマゾンにも棲息しているのだ、このこともアマゾンの生態系の豊かさの証左である。
「イルカもいるし」
「川にもイルカいるのよね」
「そうそう、それでアマゾンにもね」
「イルカがいて」
 そしてというのだ。
「エイだっているのよ」
「淡水産のエイね」
「そうなのよ」
「何でもいるわね」
「海みたいでしょ」
「危険な生きものばかりじゃないのね」
「そう、安全な生きものね」 
 人間から見てというのだ。
「沢山いるのよ」
「そうした場所ね」
「そう、ただ本当に危険だから」 
 このことは事実でというのだ。
「迂闊に入るとね」
「危ないわね」
「危険であることは事実よ」 
 このことはというのだ。
「やっぱりね」
「アマゾンの生きものは妖怪より怖いのね」
「ブラジルのね」
「だからお化け屋敷よりも怖いのね」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「実際に襲い掛かって来るし」
「密林と川から」
「何処からもね、高い木々が鬱蒼と茂ってるから」
「上からも襲われるのね」
「木の上でも生態系の戦いがあるし」 
 それが繰り広げられているというのだ。
「お猿さんと蛇とかオセロットとかね」
「ああ、あのちょっと小さいジャガーみたいな生きもの」
 一華はオセロットと聞いてすぐに応えた。
「うちの学園の動物園にもいる」
「そう、あの生きものもいて」
 そしてというのだ。
「日本の森の木よりも高そうな密林の上の方でもね」
「バトってるのね」
「アマゾンはね」
「それで上から襲って来るのね」
「足元も怖いし横や後ろからもね」
「何処からもなの」
「危ないのよ」
 アマゾンはというのだ。
「物凄くね」
「だから一人で行かないことね」
「若し一人で行って生きられたら」
 それならというと。
「仮面ライダーよ」
「仮面ライダーアマゾンね」
「あれ位強くないとね」
「一人じゃ生きられないわね」
「そうよ、あの仮面ライダー強かったわね」
「物凄くね」
「あれ位の強さじゃないと」
 さもないと、というのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧