だからってなんだよー 私は負けない
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第2章
2-1
年が明けて、朝 食卓には お雑煮の他 厚焼き玉子、昆布巻に黒豆が並べてあって、他の家に比べると質素なのかもしれない。でも、私はこれで良いと思っていた。小さい頃からこんなものだったし、ウチは裕福でないことはわかっていたから・・・。
食べ終えてから、歩いて20分程のところの神社に初詣なのだ。お母さんは珍しくグリーンのチェックのプリーツスカートにハーフコート。私にも、赤と紺のタータンチェックのプリーツスカートを用意してくれて、私はうさぎの絵の赤いセーターと黒のスパッツとタイツにダッフルコートの完全装備なのだ。
道交う人に出会う度にお母さんは丁寧に新年の挨拶を交わしていた。殆どの人と顔見知りみたいなのだ。神社の階段を登って、上には太い樹を燃やしていて、それを囲んで、何人かの男の人が居て、その中の2人は紋付袴で・・・もう、お酒なんだろう湯呑茶碗を片手に盛りあがっていた。おそらく、神社の氏子さんか何かだろう。お母さんは、その人達にも丁寧に挨拶をして、お詣りした後、帰りには一切れのお餅を授かってきたのだ。
夕方近くになって、お母さんはかき揚げを揚げていて、さっき炊きあがったさつま芋の炊き込みご飯をパックに詰めて
「ちょっと 大家さんのところに届けてくるね 新年のご挨拶もしなきゃー すぐりも行く?」
「ううん 私・・・」
「そう じゃぁ待っててね お風呂も洗ってくるから、ちょっと時間も・・・」
「へぇー そんなことまでやってくるの?」
「ええ お年寄りだからね 転ぶと大変でしょ」と、出て行ってしまった。
私 しばらくして、庄爺の家の軒先からお風呂場の窓際に行って、中の様子を伺っていると
「あぁー ダメですよー すぐりも待っていますからー あぁー そんなとこぉー」
「そんなことを言っても こんな色っぽいパンティを見せておいて ワシを誘っているんじゃぁないのか? ぷりぷりのケツじゃー」
「それは・・・スカートが濡れてしまうから脱いで・・・ ねぇ また 夜になったら・・・来ますから、その時・・・ねぇー」
お母さんは、また 夜になったら 出てくるつもりなんだー と、私は、さっさと家に戻っていた。完全に、お母さんはあの庄爺と・・・わかってはいたもののショックだった。
お母さんは、しばらくすると帰って来て、また 何事もなかったように かき揚げを揚げだして、何事も無かったように二人でご飯を済ませたのだ。
普段は10時頃寝るのだけど、その日は9時過ぎに布団に入っていた。私 寝てしまったのかも知れないけど、お母さんが起き出した物音で、外に出て行くのがわかったのだ。そして、私も庄爺の家に向かった。
縁側の雨戸に耳を寄せると、もう チュツパチュッパとする音が聞こえてきた。さっき お母さんがお風呂に入っている時に、バイオレットで殆どがレース地で胸の部分から下に向かって前開きになっていて、細いショーツも総レースのものが脱衣所に用意してあるのを見ていたのだ。庄爺の前でおそらく、それを身につけて抱かれているのだろう。
「紗栄子のオッパイはいつもプルプルでいいのぉー 今日のも 色っぽくて可愛いぞ レースから透けておる」と、しわがれ声もしてきた。そのうち、お母さんだろう 「はぁぁー あー」と、喘ぎ声も・・・
「ふふっ 可愛い声を出し追ってーの このお××こも×らしておるのかな どれっ」
「あっ 旦那様ぁー そこはぁー・・・あぁ~ う・・・ あのね すぐりが今年は中学生になります そして、2年後には3年生です お借りしたお金も、その時にはお返し終わるかと・・・だから もう・・・」
「なんだ そのことか? 貸していた間の利子っていうのがあるだろう?」
「ですから それは、こうやって・・・この身を捧げて・・・」
「それは、月々手厚くしてやっておるじゃーないか それに、紗栄子のことも可愛がって悦ばせておるだろう ここもな こうやって あの時、お前達親子を家から追い出しても良かったんじゃぞ 借金も家賃でさえ返していくあても無かったんだ それを、こーやって情けを掛けてやってるんだ ほれっ もう 溢れてきておるぞー」
「あぁー そんな・・・もう・・・私は・・・」
「気持ちいいのだろー お互い楽しめばいいじゃぁないか 最初は紗栄子のここに入れようとして、先っぽだけで××ってしまったがな ワシも歳のせいで、紗栄子には済まないと思っている 本当は男のち××で悦びたいんじゃろーがー せめて 指でな こーやって 紗栄子からせがんできたんだぞー ××てくれって ほれっ」
「あ あぁー もう・・・」
「ふふっ もっと ここに××て欲しいのか よしよし 今度は おもちゃのものを買っておいてやろうか 紗栄子も本物に似ているもののほうが喜ぶだろう」
「あぁー そんなーぁー」
「ふふっ 欲しいのか・・・ほれっ ワシのをな 口に××め いいか? ワシには子供もおらんのじゃー ワシがくたばった後にはな 紗栄子親子に全部をと思っておる 遺言も仏壇に置いてある 亡くなった嫁は、紗栄子と、こーやっているのも許してくれているだろう だから、いつも この仏壇の前で紗栄子を抱いておるんじゃー 余計なことを考えないで このままでいいじゃぁないか?」
「ええ でも いつまでもってわけには・・・すぐりも大きくなってきて微妙な年頃ですから そのうち 気づきますわ」
「それはな どうだろう ワシの籍に二人とも入らんか? 紗栄子はワシの嫁になってくれ すぐりちゃんにもワシとの間柄を認めてもらおう そーしたら、遺産もすんなりと・・・」
「それは・・・私 まだ 離婚出来ていないんです あの旦那は、突然消えてしまったからー だから、母子手当の申請も・・・」
「そうかー でも 今はこーやって楽しませてくれ 老い先短いんだ 紗栄子もこんな誘うようなもの着て、ワシを刺激してその気でいるんだろう?」
「これは・・・旦那様が、この色っぽいようなのを着て来いっておっしゃるからー」
「そうか でも 紗栄子は可愛いぞ いい女じゃー」
「あぁーん こんなに・・・××は・・・ そんなに 激しくぅ・・・」
「ふふっ もう 濡れて ××ょりじゃぞ こんなに腰を振りはじめてな この紗栄子のここの蜜を吸ってやるぞ 若い女のエキスは若返りのもとじゃー ほれっ 紗栄子も口をもっと××かしてワシのものを」
「あぁー 旦那様ぁー そんなとこぉー だめぇー あっ もぉー あー いぃー」と、お母さんの声は大きくなってー あんな甘えたような・・・
私は、もう 耳を塞いで、そこに居ることが出来なかった。外は寒いはずなんだけど、身体が火照ってきているのがわかって、家に戻ったのだ。
お母さんは お金を借りているから 返すために、あいつに身体を差し出しているのだ。犠牲になってまで・・・そんなことまで・・・やめてぇー お母さん。お母さんは、若いから男と女の秘め事をするって わかる気がするんだけど、あんな爺さんとなんてー それもあんな声を・・・ お金の為といっても・・・不純よー 嫌ぁーあ
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