博士の挑戦状
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第二百二十八話
第二百二十八話 夢大陸アドベンチャー
グラディウス2の真のエンディングまで辿り着いた小田切君は今度は夢大陸アドベンチャーをはじめたが。
「このゲームも難しいですね」
「うむ、それで有名であった」
博士も否定しない。
「やはりな」
「そうですね、ですが」
小田切君は画面を観つつ言った。
「画面もいいですし音楽が特に」
「よいな」
「名曲ばかりですよ」
「そのゲームはそれもウリであったのじゃ」
「音楽もですね」
「当時の技術でもな」
拙いそれでもというのだ。
「必死に作ってな」
「それで、ですね」
「ここまでの出来だったのじゃ」
「そうですね、何かです」
小田切君はどんどん進みながら話した。
「音楽だけで満足出来ますね」
「そうであるな」
「勿論ゲーム内容も面白いですが」
それでもというのだ。
「音楽がです」
「よくてじゃな」
「どんどんです」
それこそというのだ。
「プレイしたくなります」
「それがじゃ」
博士はプレイする小田切君に話した。
「このゲームの魅力なのじゃ」
「そうですね」
「そしてな」
それでというのだ。
「エンディングもよいからな」
「はい、このゲームも真エンディングがありますね」
だからな」
それでというのだ。
「もう出し方はわかっておるな」
「はい、既に」
「ではな」
「このゲームでもやりますよ、僕は」
「頑張るのじゃ」
「そうします」
博士に応えてだった、小田切君はゲームを進めていきそのうえでクリアした、それは真エンディングであり。
「今回もです」
「喜びは格別じゃな」
「難しかった分だけ」
こう言うのだった。
「嬉しいです」
「そうであろう」
「はい、プレイして後悔しないゲームですよ」
「それはゲームへの最高の褒め言葉の一つじゃ」
小田切君に微笑んで話した。
「まさにな」
「そうですか」
「まさにな」
こう小田切君に言う、そして博士も紅茶を飲んだのだった。
第二百二十八話 完
2024・12・13
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