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おぢばにおかえり

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第八十四話 日常を過ごせるのもその十四

「おみちはいちれつよ」
「兄弟ですね」
「そうなの」
 こうお話しました。
「姉妹でもあるわ」
「だからどなたもひのきしんされますね」
「一緒にね」
「立場に関係なくですか」
「そうなのよ、大教会長さんだってでしょ」
 他ならないこの人もです。
「皆と一緒にね」
「ひのきしんされるんですね」
「そうよ、それでひのきしんが出来るのも」
 このこともです。
「そもそもね」
「身体が動くからで」
「動けるのはね」
「親神様のご守護あってですね」
「そうよ」
 こうお話しました。
「このことは覚えておいてね」
「わかりました」
 新一君も頷いてくれました。
「そのことは」
「そういうことでね、それでね」 
 新一君に尋ねました。
「ちょっと気になったけれど」
「何ですか?」
「新一君大きな怪我とかしたことないの?」
「一回右足骨折したことあります」
 新一君は私に答えてくれました。
「中一の時に」
「そうだったの」
「あの時は何かと大変でしたね」
 私にしみじみとした口調で言いました。
「本当に」
「そうでしょ、ちょっと怪我したらね」
「ああなるんですね」
「そう、何かと不自由なことになるのよ」
「今思うとそうですね」
「私もね」 
 かく言うです。
「手とか足を怪我したことあるし」
「先輩もですか」
「その時はね」 
 私自身思い出して言いました。 
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