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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第五話 海にグラウンドにその十六

「私達って」
「宇宙から来た人もおってな」
「変身したり妖怪さんだったり」
「猫の使い魔もおってな」
「考えてみたら渚さんは幽霊でもありますし」
 アンジェラは彼のこのことも話した。
「何かとです」
「あるな」
「本当にそうですよね」
「それで小夏が旦那になってな」
 右京はあらためて言った。
「うちが奥さんになるし」
「俺は奥さんになるだろ」  
 竜之介は渚に強い声で告げた。
「そこは絶対だろ」
「じゃあ私が旦那さんね」
「そうだ、絶対にな」
「何を言う、お前は男じゃ」
 親父がまた余計なことを言った。
「そこは間違えるな」
「もうこのおっさん黙らせろ」
 翼も流石に呆れて言った。
「話がややこしくなるばかりだ」
「そうだよね」 
 草太も確かにと頷いた。
「それじゃあね」
「とりあえずおっさんは縛るなりして静かにさせよう」
「それがいいね」
「おっさん、大人しくしてろ」
 まずは良牙が出た。
「いい加減娘さんのことを考えてやれ」
「全く、早乙女乱馬の親父より酷いな」
 ムースも呆れて出て来た。
「ここまでとは酷いな」
「ダディとどちらが酷いかだ」
 九能も今回は協力する。
「ここは縛っておこう」
「おっさん、本当暫く大人しくしていろ」
 パンスト太郎も見かねて竜之介に協力する。
「とりあえずな」
「ううむ、困ったことだ」
 親父は縛られながらも反省しない、だがそれでもしっかりと縛られてそのうえで転がさせられた、そうしてだった。
 竜之介はあらためてだ、渚に言った。
「言ったな、ぶっ倒してやるってな」
「私をね」
「そして俺は奥さんになるからな」
 そこは譲れなかった。
「覚悟してろよ」
「うん、結婚式で私白無垢になるわね」
「白無垢を着るのは俺だ!」
「えっ、そうなるの?」
「女だから当然だろ」
 こう返すのだった。
「そして俺の手料理毎日食わしてやる」
「それじゃあね」
「そして母ちゃんはな」
「絶対に見付けようね」
「結婚までにな」
「何か知らないけれど話がまとまった?」
 珊瑚は状況を見て言った。
「まあそれならね」
「いいですな、では西瓜割りをしましょう」
 四谷はあらためてこちらの話をした。
「そして西瓜を食べましょう」
「うむ、わしは十個は食うぞ」
 チェリーが言ってきた。
「西瓜は好物じゃ」
「私は十五個は食べる」
 さくらも言ってきた。
「それだけの数はあるな」
「あります」
 面堂が西瓜の数をざっと見て答えた。
「これは」
「ならよいな」
「皆で西瓜割りをするぞ」
「そうしましょう」
 面堂は言いつつ刀を出した、だがそれは結局使わず木刀で西瓜割りをした。そのうえで海での休息の時を楽しんだのだった。


第五話   完


                   2024・12・8 
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