ハッピークローバー
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第百五十九話 豚汁その十五
「極端な菜食主義もね」
「あまりよくないのよ」
「そうよね」
「蛋白質やカルシウムもね」
「人には必要ね」
「だからね」
かな恵はそれでと話した。
「野菜カレーの時はカレーに卵入れたり」
「自由軒の名物カレーみたいに」
「牛乳飲むのよ」
そうするというのだ。
「ここはね」
「ああ、牛乳ね」
「チーズ食べてもいいしね」
「そうした工夫も必要ね」
「そう、カレーは味が強いから」
だからだというのだ。
「飲みものに牛乳もいいのよ」
「そうなのね」
「しかも鳴海っち最近身体大きくしようって」
そう思ってというのだ、かな恵はお握りを食べてビールをごくごくと飲んでそれから言うのだった。
「牛乳よく飲むし」
「丁度いいわね」
「だからね」
「野菜カレーの時牛乳も出すのね」
「そうするわ」
実際にというのだ。
「カレーに合うし栄養的にもいいし
「丁度いいわね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「私ヴィーガンじゃないから言うけれど」
こう前置きして話した。
「ああした人達って牛乳飲まない人もいるのよね」
「チーズとかも食べなくてね」
「そういうものはね」
「飲んで食べていいわよね」
「そうじゃないの?」
「それね」
理虹もそれはと言った。
「極端な人ってね」
「本当にお野菜や果物しか食べないわよね」
「ヴィーガンの人ってね」
「命を大事にって言うけれど」
それでもというのだ。
「私としてはね」
「牛乳飲んでいいわよね」
「チーズとか食べてもね」
「そうよね」
「あと大豆ね」
この食べものもというのだ。
「お豆腐とかもね」
「食べるといいわね」
「お肉やお魚を食べなくても」
それでもというのだ。
「そうしたものはね」
「飲んで食べていいわね」
「そうしたら栄養バランスよくなるしね」
「そうよね」
「それにね」
かな恵はさらに言った。
「心にもね」
「栄養バランスって心にも影響するわよね」
「だからね」
まさにその為にというのだ。
「そこはね」
「飲んで食べた方がいいのね」
「極端な人って」
ヴィーガンのというのだ。
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