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八条学園騒動記

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第七百八十八話 勉強することその五

「耳から声が入って」
「目からは光景が入るんだよね」 
 スターリングが言ってきた。
「どっちからもだしね」
「そうそう、テレビはね」
 蝉玉も言った。
「ネットもだけれど」
「もう耳と目から直接ね」
「頭に入るわ」
「だから文章読むよりもね」
「インパクト強いのよね」
「文章だと」
 どうかとだ、スターリングは蝉玉に話した。
「目で読んで頭の中でね」
「光景想像するわね」
「そうだけど」
 文章ではというのだ。
「テレビだとね」
「これは映画もだけど」
「光景も直接ね」
「頭に入って」
「しかも音や声もあって」
「余計にインパクト強いわね」
「そうだよ」 
 これがというのだ。
「まさに」
「そうなのよね」
「だから間違った情報に触れると」
「文章で読むよりもね」
「その情報にね」
 誤っているそれにというのだ。
「影響受けるよ」
「そうよね」
「ネットだと」 
 スターリングはその媒体のことも話した。
「自分が観たいチャンネルを選ぶけれど」
「テレビだとね」
「もう一方的にね」
「チャンネル流すから」
「だからだよ」
 それでというのだ。
「その影響はね」
「かなりなのよね」
「多いのが」
 それはというと。
「テレビの嘘を信じて」
「一方的な」
「それでね」
「騙されてね」
「ネットで」
 今度はというのだ。
「変なチャンネル観て」
「尚更酷くなるのよね」
「そのパターンが多いよ」
「そうよね」
「それで既存のメディアがどうとか」
「偉そうに言うのよね」
「確かに嘘を言ってるけれど」
 既存のメディアと言われる媒体はというのだ。
「自分達が信じる方もね」
「同じよね」
「どんなことでも検証する」
「それが大事よね」
「そうだよ、政治家を選挙で選ぶにしても」
 この場合もというのだ。
「その政策を見て本当にいいかどうか」
「自分達にとって」
「ちゃんと理解して」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「投票しないとね」
「さもないとね」
「自分達がね」
「泣くから」
 そうなるからだというのだ。 
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