夢幻水滸伝
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第三百八十話 ペルーの冒険者その十三
「保存食中心でな」
「そうですか」
「干し肉に燻製に野菜の酢漬けにな」
そうしたものにというのだ。
「ドライフルーツそれに乾パンをな」
「持って行かれますね」
「そうするわ」
「そうなのですね」
「もうな」
それこそというのだ。
「用意してるわ、ザワークラフトもな」
「お野菜の酢漬けの中で」
「持ってくし」
「食べものは考えていますね」
「瓶詰も持ってくで」
こちらもというのだ。
「栄養も考えてな」
「持って行きますね」
「凍るさかいな」
南極の寒さ故であることは言うまでもない。
「燃料もな」
「必要ですね」
「アルコールも持って行って」
「アルコールランプの様にして」
「それで凍ってもな」
「熱で温めますね」
「術も使うし」
「火を用いる」
「そうもしてな」
そのうえでというのだ。
「やってくわ」
「いいですね、そうすればです」
ここまで聞いてだ、アルゲダスも言った。
「きっとです」
「南極でも困らへんな」
「そうかと」
「やっぱりな」
何といてもというのだ。
「食べるもんやしな」
「大事なのは」
「南極行くにもな」
「そやからよく考えてですね」
「調べてな」
そのうえでというのだ。
「ことにあたるわ」
「そうされますね」
「そしてな」
さらにだ、義青は話した。
「調査してくわ」
「宜しくお願いします」
「そういうことでな」
「南極と言えばです」
この地域についてだ、アルゲダスはふと思い出したことがありそのうえでエチェニケに対して話した。
「クトゥルフ神話でも出ますね」
「そやな」
「太古の神々が眠っている」
「そうした話があるな」
「この世界では彼等もです」
クトゥルフ神話の神々もというのだ。
「あの方々の神界におられて」
「南極にはいてはらへんな」
「そうですね」
「あとナチスの話があるな」
エチェニケは自分達が起きた世界の話をした。
「信憑性はない都市伝説やが」
「ラストバタリオンですね」
「ナチスの残党がおるとかな」
「そんなお話もありますね」
「地底湖に未確認動物がおったり」
ロシアの基地の傍にその湖があるという。
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