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夢幻水滸伝

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第三百八十話 ペルーの冒険者その七

「帰る場所がありくつろぐことが出来て」
「いいですか」
「そうなのですね」
「そうですさかい」 
 こうした利点があるからだというのだ。
「お家もです」
「購入してですか」
「そちらで暮らしつつ冒険者稼業をやっていきますか」
「どうでしょうか」
 二人に問うた。
「そうしては」
「そうですね」
「いいかも知れないですね」
 二人はアルゲダスの提案に真剣に考える顔になった、そして実際に考えつつそのうえで彼に対して答えた。
「それではです」
「じっくりお話しますか」
「はい、そして」
 そのうえでというのだ。
「どうするか決めましょう」
「三人で、ですか」
「お話をしますか」
「アルゲダスがお決めになるのではないですか」
「リーダーで何よりも星の方であられるのに」
「これはパーティーのことなので」
 だからだというのだ。
「三人で暮らすのですから」
「だからですか」
「三人でお話をするのですか」
「そうしましょう、時間をかけてもです」
「お話をして」
「そうしてですか」
「決めましょう」
 こう話してだった。
 三人で何日か、依頼を受けたクエストも解決しつつだった。
 そのうえで話してだ、二人は彼に言った。
「ではです」
「そうしましょう」
「お家を購入しまして」
「そちらで住みましょう」
「そうしてです」
「お家を拠点にこのお仕事を続けましょう」
「はい、ではです」
 アルゲダスは二人の決断ににこりと笑って応えた。
「購入するお家を探しましょう」
「ギルドが傍にあって」
 冒険者のとだ、戦士は話した。
「すぐに行けるところがいいですね」
「それも大きなギルドで」
 魔法使いも言った。
「クエストが多い」
「そして三人で暮らせて」
「快適なお家がいいですね」
「そうですね、街もです」
 家のあるとだ、アルゲダスは酒場で一緒に飲みつつ話す二人に応えた。
「選びましょう」
「じっくりとですね」
「熟考してですね」
「そうしましょう」
 二人に話した、そしてだった。
 今度は家を探すことにした、アルゲダスは自分達がペルー中を巡ってきた中でとある街を話に出した。
「カヤオはどうでしょうか」
「カヤオですか」
「あの街ですか」
「はい、あの街は大きな街で」
 そうであってというのだ。
「ギルドも比例してです」
「大きいですね」
「クエストも多いです」
「それに港町で沿岸部の諸都市にも行きやすいです」
「船を使って」
「それにええお家も多いので」
 だからだというのだ。 
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