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夢幻水滸伝

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第三百八十話 ペルーの冒険者その一

                第三百八十話  ペルーの冒険者
 アルゲダスはこの世界に来ると共に声から全ての話を聞いてた、そして目を開くとそこはピウラの冒険者ギルドだった。
 とりあえずは仕事をしてお金を手に入れようと思いそうしてクエストを依頼したがそこで猫人の戦士と魔法使いが彼を見て驚いた。
「な、何だこの人」
「滅茶苦茶凄いステータスじゃない」
「神霊レベルじゃないか」
「まさかこの人は」
「あの、僕ですが」
 アルゲダスは驚く二人に自分のことを話した、そのうえで言った。
「それで冒険者ギルドにいまして」
「それで、ですか」
「お仕事をですか」
「探していますが」
「でしたら」
 戦士の青年が言ってきた。毛は茶色である。
「僕達と一緒にどうですか?」
「私達も冒険者ですが」
 魔法使いの少女も言ってきた、毛は白い。
「二人、カップルでやってきましたけれど」
「まだ駆け出しでして」
「仲間を募集中で」
「よかったら」
「そう言って頂けるなら」 
 渡りに船とだ、アルゲダスは笑顔で応えた。
「宜しくお願いします」
「ではこれから一緒にやっていきましょう」
「三人で」
「星の方ですからリーダーになって下さい」
「レベルもステータスも特技も違うので」
「ほなです」
 アルゲダスは二人が言うままだった。
 パーティーを組みそのリーダーとなり最初の依頼である街の小規模なギャングの征伐にあたった、そうしてだった。
 三人で冒険者稼業をしているとだ、二人に言われた。
「いや、流石です」
「実力が違います」
「僕達だけではとても出来なかったクエストもです」
「アルゲダス様がおられると何でもない様に出来ますし」
「本当に凄いです」
「これが星の方なのですね」
 ギルドの酒場で一緒に飲みつつ話した。
「実力が違います」
「世界を救われるだけはあります」
「アルゲダス様とパーティーを組めてよかったです」
「あと少しで」
 魔法使いはアルゲダスにビールを飲みつつ話した。
「家が建つ位です」
「家が建つなんて」
 戦士も言った。
「相当です」
「有り得ないです」
「こんな短期間で」
「難しいクエストも数多く出来てきましたし」
「もうアルゲダス様有名ですよ」
「ペルーの冒険者の中でも」
「それは何よりですが」
 しかしとだ、アルゲダスは二人と共に飲みながら言った。
「僕なんかがここまで出来るなんて」
「なんかじゃないですから」
 戦士はきっぱりと言い切った。
「何もかもが凄過ぎますから」
「召喚師でも格闘も出来て」
 魔法使いもアルゲダスに言った。 
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