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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第四話 団欒その一

                第四話  団欒
 りんね達も甲子園球場に来ている、彼等は甲子園のバッターボックスのところに来てそのうえで話をしていた。
「ここがですね」
「ああ、甲子園のバッターボックスだ」
 りんねはそれを見る六文に答えた。
「まさにな」
「そうですよね」
「これがホームベースだ」
 りんねはそこを指差して話した。
「ここを踏むとな」
「一点ですね」
「阪神の選手の人達が踏んでも一点でな」
 ホームインの時にというのだ。
「相手チームでもな」
「そうですよね」
「野球だからな」
「巨人にだけは踏まれたくないですね」
「全くだな」
「しかしここでなのよね」
 魂子はにこにこことして言ってきた。
「このユニフォームの時じゃないけれど」
「このユニフォームは今のだね」
 摩挟人が自分達が来ているそれを見て言った。
「令和の」
「ホームのものよ」
「そうだよね」
「だからその頃のことじゃないけれど」
 こう前置きして言うのだった。
「最終戦で優勝逃したのよね」
「あの時ですね」
 翼は深刻な顔になって応えた。
「あと二戦、一勝すれば優勝で」
「最初は中日に負けてね」
 そうしてというのだ。
「次のね」
「この甲子園での最終戦で」
「よりによって巨人に負けて」
 そうしてとというのだ。
「阪神優勝逃したのよ」
「そして優勝したのは巨人だった」
 黒星はその歴史を話した。
「忌まわしいことに」
「本当に忌まわしいわ」
 魂子はにこにことしているが頭に血管が浮き出ている、
「あの時のことは」
「そのお話私も聞いてるわ」
 鳳も言ってきた。
「あんな残念なことはないわ」
「お姉さんもあの時のこと忘れられないわ」
 魂子は鳳に目の辺りをハンカチで拭きつつ応えた。
「あまりにも辛くて」
「そうですよね」
「二度と起こって欲しくないわ」
「昭和四十八年ね」
「あの年のことよね」
 ミホとリカが話した。
「確かね」
「そうだったわね」
「ここで負けてね」
「大騒ぎになったのね」
「ファンの人達が怒り狂ってね」
「球場に雪崩込んで」
「そうしてね」
 このことを話すのだった。
「もう滅茶苦茶になって」
「今も言われれるのよね」
「本当に酷かったから」
「あの事件は」
「その事件もあったのよ」
 魂子はまた言った。 
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