ちょっとヤンデレ
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第二章
「羅夢ちゃんちょっとヤンデレだな」
「そうかな」
「昼はいつも一緒にって言ってな」
そうしてというのだ。
「離れないしずっとお前見てるからな」
「だからなんだ」
「そうだ、それでな」
その為にというのだ。
「もうな」
「ヤンデレなんだ」
「だから注意しろよ」
友人は俊彦に告げた。
「浮気なんてしたら」
「大変かな」
「ああ、気を付けろよ」
「いや、浮気なんて」
とてもとだ、俊彦は友人に笑って答えた。
「しないよ」
「お前真面目だからな」
「だって羅夢ちゃん好きだから」
それでというのだ。
「そんなことはね」
「しないか」
「うん、ずっといたいよ」
羅夢と、というのだ。
「離れたくないし見ていきたいよ」
「まさかお前も」
「そうなるかな、ちょっとね」
「じゃあお互いにか」
「それだと駄目かな」
「ならいいか?問題にならないからな」
二人共そうであるならというのだ。
「いいか」
「そうなるんだ」
「ああ、それじゃあな」
それならというのだった。
「二人でこれからもな」
「一緒にいるよ」
「そうしろよ」
友人も笑顔で言った、そうしてだった。
俊彦は羅夢と一緒にいた、二人はいつもお互いを見てだった。
所謂バカップルと呼ばれるまでの間柄になった、そして楽しい青春時代を過ごしやがて結婚した。
二人は結婚してからも異性はお互いだけを見て幸せだった。
ちょっとヤンデレ 完
2025・1・23
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