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紋章持ちの転生者は世界最強

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第1話 転生してからのこれまで

ピビピピッとスマホのアラーム音が部屋中で鳴り響く。寝惚けた思考の状態でスマホに手を伸ばしてアラーム機能を停止させる。


「くぁー…………なんだか懐かしい夢を見た気がするな……」


手に持ったスマホを机の上に置いてから、ベッドから出てから寝間着を脱いで高校の制服を着替える。再びスマホに手を伸ばす時に手の甲に刻まれた薄くなり掠れた紋様を目に入る。

今世での俺の名前は神高(かみたか)光牙(こうが)という。俺がこの世界に転生してから17年が経過した。

転生する際に女神様にエンブリオのマスターになりたいと願って転生したが、まさかVRMMOジャンルのゲーム機が発売どころ書籍の中の設定にすら存在しないとは予想だにしなかった。

しかもこの世界では度々空間が揺れる現象の空間震が起きているというニュースを見た俺はデンドロの世界ではなく、デート・ア・ライブの世界に転生したのではと思ってしまった。

そして空間の発生源に居合わせた時にその全貌を見た時、それは地震でもデアラのような空間の震動ではない。空間が拡散と収縮を繰り返す不気味な現象の後に爆風が発生した後にファンタジーな世界にしか存在しないモンスターと呼ばれる魔物が出現した。

運悪く魔物に見つかってしまった俺は近くに落ちていた木の棒で応戦するも、タフネスが高くてこちらの攻撃が効かずにこちらが攻撃を受けてしまいそうになった直後に中学生くらいの身長の女の子が魔物の攻撃を遮っていた。

その女の子が俺の相棒のエンブリオの【星天神姫 アステリズム】だった。そこからアステリズムことアステと共に空間震の発生によって生まれる魔物を倒していく中で、世界一の歌姫でアイドルの白銀の白姫の2つ名で呼ばれるルクレティア・シェヴァリアと出会い師弟関係になったり、しながら日々を過ごしていた。

ルクレティア師匠と共に空間震によって発生する魔物を倒そうアステとルクレティア師匠のエンブリオの【音曲戦姫 ミューズ】を展開しようとした時にすべてを一撃で薙ぎ払う金髪のイケメンの男性、レオンハルト・アーヴァインとの出会いだった。

レオンハルトことレオンの紹介によって俺とルクレティア師匠と同じくエンブリオを所持している人物がいることが発覚する。しかも、レオンの研究によればエンブリオは強い意思があれば発現させることができることを聞いた時は驚いた。

そしてレオン曰くレオンと同じ領域に到達しているのは、俺の師匠のルクレティア・シェヴァリアを含めた、アーヴリル・ル・カリエ、シェルト・リーズ・ミルン、オーディス・エアハルトたち4人だ。

カリエさんはエンブリオが発現してから魔法にカテゴリーされる魔法スキルに詳しく、ミルンさんはとある小国で聖女と呼ばれる人物だ、エアハルトはとある国で荒れくれ者で日本でいう所のヤクザなんかさえも危険視されているらしい。

そして、レオンたち格上のエンブリオ持ちと模擬戦を交えることでアステが上級クラスに値する第4形態にまで楽々と形態移行することができた。

俺が上級クラスにまで形態移行してから空間震の発生の仕方がイレギュラーなことが起こるようになってきた。そのイレギュラーなことというのは、地球がファンタジー世界の景色に塗り潰されるような形で背景が変化する事象だ。

レオンたちが会議を重ねた末にそのイレギュラーな現象を異界侵食現象と呼称されるようになった。異界侵食に初アタックとして上級クラスに到達した俺と師匠のルクレティア・シェヴァリアと共に挑むと、1人の女の子が異界侵食に巻き込まれていた為に異界のコアとボスの方を師匠に任せ、俺は雑魚魔物と女の子の護衛をすることにした。

そしてものの数分で師匠が異界侵食を攻略したことで女の子を無傷で救助することができた。

そして、異界侵食を何度か攻略していく中で俺と相棒のアステは第6形態まで形態移行にまで変化することができた。ちなみに異界侵食の初アタック時に助けた女の子がエンブリオを発現させたことでレオンに向かい入れられた。

そして、俺たちエンブリオ持ちたちがなんとか非戦闘員の人たちが巻き込まれるという、俺たちエンブリオを発現させたエンブリオ持ちたちの想定外の出来事を起きたが、レオンたち王クラスの人たちの力によって異界侵食をを解決することができた。

俺は大規模な異界侵食が発生した際に師匠たちと同じ領域に足を踏み入れることができた。理由は俺と同じエンブリオ持ちの女の子が異界侵食の時に生まれる魔物に襲われている所を助けたいという願いを糧に超級クラスの領域である第7形態に移行したことで魔物を鏖殺して女の子を助けられた。

そして俺とレオンたち王クラスまたは神クラスの人たち六人のことを〈六王〉と呼ばれるようになった。

そして俺たち六王のうち滅多に国を離れることができない俺たち5人はそれぞれ在住の国を死守し、国の国境を関係なく移動することができるレオンが単独で俺たち六王または超級クラスがいない国をカバーすることで大きな被害を出さずに済んでいる。

そしてレオンから連絡が入り異界侵食が発生する際にそれとは別の地点から異界侵食と同じ力が発生していることが確認された。俺たち六王のみで異界侵食の発生させている地点に突入することが決定した。

そしてレオンがテレビ中継で今回のことについての説明をすることで今回の異界侵食の元凶を叩く為に突入作戦を認可させた。そしてレオンたちと共に異界侵食を発生させている元凶が棲む別空間に突入して超級さえも上回る化け物がいた。

レオンたちと死力を尽くしてなんとか討伐し、化け物がいた空間に6個の巨大なコアが接続された装置があった。俺たちはそれぞれ巨大なコアを1人1つを担当することでコアを破壊することで異界侵食を発生させる装置ごと破壊することに成功した。

俺たちは地球に帰還し、俺たち処か世界中に存在するエンブリオ持ちのエンブリオが同時に休眠モードに移行された。それから世間は異界侵食こと異界事変を起きる切っ掛けは俺たちエンブリオ持ちだという偏見を持たれるようになった。

俺とレオンはそれぞれがエンブリオの休眠モードを解く方法を様々なことを試している。


「父さん、母さん、行ってくるよ」


俺は朝食を食べ終えてからいつも登校している時間になったので、鞄とアステから貰ったネックレスを着けて今世の父親の神高刀弥(とうや)、今世の母親の神高雪葉(ゆきは)に声をかける。


「光牙、気をつけて行ってくるんだぞ」
「コウちゃん、気をつけてね」


俺は溜め息を吐きながら母さんを見ながら文句を言う。


「母さん、もう高校生になった息子に対してコウちゃんはやめてくれ」
「え~、でも~……コウちゃんはお母さんにとってコウちゃんはコウちゃんだから~、コウちゃんをコウちゃんと呼ぶのはお母さんは何もおかしなことじゃないんだよ~~」


この人はほんわかとしているが拘りのあることにしてはかなり頑固なところがあるからな。俺はもう母さんに改善する要求を諦めることにした。


「はぁ……それじゃ行ってくるよ」


俺は溜め息を吐きながら家を出る。 
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