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夢幻水滸伝

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第三百七十五話 マチュピチュ会談その十三

「そやからですね」
「ええ、研究もね」
「行っていきますね」
「兎に角今は時間も人手も予算をかなり使って」
「内政全般を整えていますね」
「貿易もね、軍事はね」
 こちらはというと。
「その次になってるわね」
「そうですね」
「そやけどそっちもね」
 軍事の方もというのだ。
「ちゃんと予算も割いてるし」
「改革を推し進めています」
「水軍それに飛兵も整えていくわよ」
「それでは」
「今は戦はこっちからは絶対にしないで」
「内政重視ですね」
「そうするわ、広くて人口が多くて」
 その人口の話もした。
「人口は三億七千四百万位ね」
「そうですね」
「総兵力は百十万よ」
「それだけの勢力ですと」
「今統一されたばかりだし」
 このこともありというのだ。
「内政そして軍隊を整えるだけでも」
「かなりの時間がかかります」
「人手も手間もね」
「それで私達も総員でことにあたっています」
 マリアはまさにと答えた。
「内政に対して」
「そうよ、ほんま暫くはね」
「外には向かわへんですね」
「そうしていくわ」
「今は、ですね」
「そうよ、浮島も領有しているし」
 勢力圏内のというのだ。
「そちらへの移住なんかもね」
「行っていきますね」
「そうするわ、将来はね」
「今は移住は進んでいませんが」
「将来はね」
 先のこともだ、アレンカールは見据えていた。そのうえで現時点の内政を推し進めているのである。
 そしてだ、彼はさらに言った。
「あとあんた達南極行ったわね」
「はい、四人で」
 エチェニケが答えた。
「暫くアルゲダス君達に任せて」
「四人仲がよくて」
「そして信託も受けまして」
 それでというのだ。
「暫く国を離れても問題ないとも言われて」
「それぞれの国を離れて」
「南極に行ってです」
 そうしてというのだ。
「調査をしていました」
「そうだったのね」
「それで色々調べたのですが」
「何かわかったかしら」
「いえ、生態系は起きた世界とあまり変わらず」
 こちらの世界の南極はというのだ。
「モンスターもいますが」
「さして、なのね」
「変わりません、寒冷で人もです」
「おらへんのね」
「そして地下世界に通じる穴はです」
 それはというと。 
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