夢幻水滸伝
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第三百七十一話 内政の充実その七
「そのうえでね」
「中南米の統一ですね」
「それにかかるわ、ほな統治システムも整えて」
官僚達から成り立つそれと、というのだ。
「治安もインフラも産業も整えて」
「国力を養いますね」
「そうするわ、それとね」
ここでアレンカールは難しい顔になっら、そうしてアマードに対して難しい顔で話したのであった。
「感染症対策もね」
「力を入れますね」
「ええ、ブラジルは感染症も多いでしょ」
「こちらの世界でも」
アマードは苦い顔で答えた。
「左様ですね」
「寄生虫も多いしね」
「ウマバエにしても」
「そう言った者への対策をね」
それをというのだ。
「行っていくわ」
「そうされますね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「生活環境もね」
「よおしていきますね」
「天然痘にしてもね」
この世界ではまだこの感染症が存在していて脅威になっているのだ。
「牛痘を用いて」
「感染しない様にするわね」
「そしてマラリアもね」
「蚊に対してですね」
「そう、窓に網戸をもうけて」
そうしてというのだ。
「寝る時に蚊帳を吊るせばね」
「それだけで違いますね」
「そやからね」
「そうしたものを多く作って」
「普及する様にもね」
「していきますか」
「そうするわ、これやとウマバエも入りにくくなるし」
幼虫を寄生させるこの虫もというのだ。
「しっかりとね」
「蚊帳をもうけて」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「対策をしていくわ」
「そちらもですね」
「勿論医学の発展にも力を入れるし」
こちらのことにもというのだ。
「そうしていってね」
「そのうえで」
「感染症、寄生虫のことも含めてね」
「改善していきますね」
「そうしていくわ」
こう言うのだった、そしてだった。
アレンカールはアマードそれに日本の五人の星の者達と共にブラジルの統一と内政の充実に力を入れていった。
そのうえでだ、ブラジルの統一を果たして言った。
「まずは第一段階終了や」
「うむ、これでじゃな」
碧は統一を祝う宴の場で言ったアレンカールに笑顔で応えた。
「そうなったのう」
「皆の力でな」
「それは何よりじゃ」
「それで今日はそのお祝いでね」
「たらふく飲んで食うんじゃな」
「そうしてね」
「わかったけえ」
碧は笑顔で応えた。
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