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博士の挑戦状

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第二百話

                 第二百話  スポーツゲームもあって
 小田切君はポパイをプレイした後でベースボールもやってみた、一画面のそれをプレイしても言った。
「やっぱりです」
「情熱が伝わるな」
「はい、本当に今見ますと」
「何でもないゲームであるがな」
「滅茶苦茶面白いです」
「そうであろう、わしはこの頃のゲームが好きじゃ」
 博士は笑って話した。
「ファミリーコンピューターのな」
「情熱があるからですね」
「うむ」
「当時の技術で出来る限り面白いゲームを制作しようとして」
「実際に出来たからじゃ」
「面白いんですね」
「幾ら予算や技術があってもじゃ」
 博士はそれでもと話した。
「情熱がなくな」
「ただ作っているだけだとですね」
「面白くなくなる」
「そういうことですね」
「そのベースボールにしてもでじゃ」
「他にも色々ありますけれど」
「ディスクシステムもしてみるのじゃ」
 こちらのゲーム達もというのだ。
「バレーボールでもな」
「そのゲームもですか」
「面白いぞ」
「そうなんですね」
「面白いゲームを制作し」
 そうしてというのだ。
「買ってくれた人達に楽しんでもらう」
「そうした気持ちがあることですね」
「それがあるからじゃ」
「今プレイしても面白いですね」
「ファミリーコンピューターの技術なぞ知れたものであったが」
 今から見ればというのだ。
「そこに情熱があったからな」
「こうして面白いんですね」
「ではディスクシステムもじゃ」
「やってみます」
「バレーボールもよいが」
 今話したゲームもというのだ。
「他のディスクシステムのゲームもよいぞ」
「名作多いですか」
「そして駄作と言われたゲームもな」
 当時はというのだ。
「今プレイするとじゃ」
「面白いですか」
「これがな」
 そうしたゲームもと博士は話した、そして小田切君はディスクシステムもセットしてプレイするのだった。


第二百話   完


                     2024・9・9 
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