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夢幻水滸伝

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第三百七十一話 内政の充実その五

「そうなっていますね」
「ええ、あたいは統治システムを整えてるけれど」
「先輩達が頑張ってくれてるので」
「もうこっちのことにね」 
 統治システムの確立にというのだ。
「専念出来ていてね」
「やはり想定以上にですね」
「進んでるわ、勢力圏もね」
「拡大していっていますし」
「ブラジルの統一は平和的にね」
「順調に進みそうですね」
「圧倒的な勢力で」
 自分達がというのだ。
「そこに入ると平和で豊かになるなら」
「進んで入る人が多いですね」
「そうなるからね」
 だからだというのだ。
「自分達から降る街や村がね」
「増えますね」
「ええ、そうした街や村も治めて」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「平和で豊かにしますね」
「そうするわ、あとアマゾンは碧ちゃんが水軍を入れて」
「川とその流域を掌握していってくれていますね」
「軍事を整えつつね」
「左様ですね」
「そやからね」
 だからだというのだ。
「そこも任せて」
「そうしてですね」
「あたい達は瑠璃子ちゃん達と一緒に内政をして」
「時として国木田先輩をお助けして」
「そうしつつね」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「治めていきますね」
「そうするわ、しかしあの四人に色々任せたけれど」
 今度は瑠璃子達四人のことを話した。
「やってくれるわね」
「僕が言った通りですね」
「いや、あの四人のことはリーちゃんや芥川ちゃんから聞いてるのよ」
「怠け者やと」
「ちょっと目を離したらさぼって」
 そうしてというのだ。
「遊ぶっていうからね」
「いえいえ、ですからやる時はです」
「やってくれる娘達ね」
「しかも人の道はです」 
 それはというのだ。
「決してです」
「外れへんわね」
「そやからです」
「信頼出来て」
「働きぶりもです」
 それもというのだ。
「確かです」
「そうね、ちゃんとやってくれてるわね」
「よく日本人は勤勉と言われますね」
「実際そうよね」
 ここではブラジル人として話した。
「日本人はね」
「勤勉ですよね」
「滅茶苦茶ね」
「僕達から見れば驚く位に」
「ええ、けれどね」 
 それでもというのだ。
「八条学園でも日本人は勤勉でも」
「例外ですか」
「あの娘達はね、それでね」
 そうであってというのだ。 
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