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夢幻水滸伝

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第三百七十一話 内政の充実その三

「わらわは治安担当じゃな」
「こっちはスラム街の貧困対策をしてね」
「仕事をしてもらってじゃな」
「そう、貧しさ故の犯罪を減らしていくけど」
「わらわは悪人の成敗とじゃな」
「警察の風紀の粛正をお願いするわ」
「わかったけえ、あとアマゾンに進出するからじゃな」
 碧は自分からこのことを話した。
「それでじゃな」
「ええ、あそこの獣やモンスターの退治もお願いね」
「わかったけえ」
 碧は笑顔で応えた。
「ほなやらせてもらうけえのう」
「ご主人、今回も励みましょう」
 因幡の白兎が出て来て宙を浮かびつつ碧に言ってきた。
「そうしてです」
「うむ、世を安らかにするけえ」
「そうしましょう」
「報酬の分は充分に働く」
「そうして糧を得て」
「何よりもじゃ」
「この世界を救う」 
 白兎は明るい声で言った。
「そうしていかれますね」
「そうじゃ、しかしブラジルは暑いのう」
 碧は腕を組んだ姿勢でこのことも話した、この世界でもブラジルは熱帯にあり気温は高く湿度もそうであるのだ。
「これは風呂が欲しいな」
「お風呂ですか」
「うむ、やはり清潔にせねばな」
 アマードに対して答えた。
「水浴びでもよいがのう」
「国木田先輩お風呂はお好きですか」
「大好きじゃ、毎日入っておるし」
 そうであってというのだ。
「シャワーもじゃ」
「お好きですか」
「水浴びもな」
「清潔にされてますか」
「そうじゃ、清潔にするのもじゃ」
 このこともというのだ。
「身だしなみであるからのう」
「だからですね」
「毎日な」
「お風呂に入られていますか」
「シャワーかのう」
「そうですか」
「うむ、ただ一人で入るのよりもじゃ」
 アマードを見て口調を変えた。
「二人がよいのう」
「僕もお友達ということで」
「そうけえ、まあその気になったら十八になればな」
「結婚ですか」
「尽くすけえ。家事のことも学んでおる」
 夜のことだけでなくというのだ。
「それでじゃ」
「お料理とかもですか」
「自信がある、包丁捌きも火加減もじゃ」
「碧ちゃん料理上手よ」
 アレンカールがアマードに実際のことを話した。
「オリエンテーションの時でもね」
「その腕をですか」
「存分に振るってね」
 そうしてというのです。
「カレーでも何でもね」
「作られますか」
「包丁捌き実際に凄いし」
 そうであってというのだ。
「煮るのも焼くのもね」
「お上手ですか」
「味付けはお醤油が多いわね」
「日本じゃからのう」
 だからだというのだ。 
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