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夢幻水滸伝

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第三百七十一話 内政の充実その一

               第三百七十一話  内政の充実
 碧と奈良の四人はサンパウロに来た、そうして早速アレンカールとアマードに挨拶をしたがすぐにだった。
 瑠璃子と由香、紗枝と雅美はアレンカールに笑って言った。
「今からお昼ええですか?」
「うち等お腹空いてまして」
「ブラジル名物シェラスコお願いします」
「サラダとフルーツもお願いします」
「早速さぼるなら駄目よ」 
 アレンカールは明るく言う四人に腕を組んでじと目で応えた。
「言っておくけれど」
「いやいや、やることはやりますさかい」
「報酬の分は」
「そこは安心して下さい」
「ちゃんとお仕事しますで」
「それやとええけどね」
 それでもというアレンカールだった。
「さぼることは駄目よ」
「まあええやないですか」
 釘を刺すアレンカールにアマードが横から言ってきた。
「やることはやってくれますから」
「いや、そう言うけれどね」
「それに休憩も必要ですよね」
 アマードはこうも言った。
「そうですさかい」
「それでなのね」
「はい、それぞれのペースで頑張ってもらいましょう」
「あんた優しいけれど」 
 誰にもとだ、アレンカールはアマードに言葉を返した。
「ここでもなのね」
「そうでしょうか」
「ええ、それでこの娘達にもなのね」
「起きた世界で友達なので」
「よくしてもらってるの」
「そうです、ですがやってくれることはです」
 このことはというのだ。
「事実ですので」
「任せるべきっていうのね」
「そうしましょう」
「ほなこの娘達は勢力圏全体の内政ね」
「インフラと産業、環境保護と教育に福祉ですね」
 アマードは内政の具体的な政策を挙げて話した。
「そうしたことをです」
「してもらうわね」
「そして僕達はその間に」
 アマードはさらに話した。
「四人と一緒に内政をしつつ」
「ええ、勢力圏の拡大とね」
「統治システムを確立させましょう」
「統治、官僚のシステムを整えるとね」
「それだけです」
「円滑に進むわ」
「はい、ですから」
 だからだというのだ。
「ここはです」
「統治システムの確立ね」
「それを進めましょう」
「それではね」
「あと文章の作成も」 
 アマードはこちらの話もした。
「手書きやなくて」
「タイプライターね」
「それに切り替えていきましょう」
 公文書もというのだ。
「そうしましょう」
「その方が正確で合理的やしね」
「切り替えましょう」
「ほなね」
「そしてわらわは主に治安じゃな」
 碧もいて言ってきた。
「そちらじゃな」
「ええ、碧ちゃんは荒事も得意だしね」
「うむ。ではやらせてもらうけえ」
「軍事も頼むわね」
「わかったけえ」
「アマゾンの方もね」 
 こちらもというのだ。 
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