夢幻水滸伝
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第三百七十話 後輩であり友人でありその十二
「それがよ」
「重要ですね」
「若し焦って間違えたら」
そうなればというのだ。
「後悔しても仕方ないわ。もっと言えばね」
「何でしょうか」
「何度注意しても焦って」
そうしてというのだ。
「致命的なミス何度もやらかして反省しないなら」
「最悪ですね」
「そうした人を何ていうか」
「愚かですね」
「そうよ、こうした人はもう大事はね」
「任せられへんですね」
「最悪自分が何をしても自覚しないで」
そうしてというのだ。
「やらかしても自己弁護ばかりでやってくれと言われたお仕事も」
「焦ってですか」
「時には自分勝手な理由で」
それでというのだ。
「しなかったりね、言い訳も嘘でね」
「そうした人はもう」
「何も任せられないわね」
「取り返しのつかないことをしても」
「嘘吐いたり開き直ったりでね」
「そして自己弁護ですね」
「そうしたことばかりだから」
だからだというのだ。
「誰もね」
「何も任せられないですね」
「後悔どころか反省もしないから」
「成長もしないですか」
「そうよ、後悔や反省もね」
それに至るにもというのだ。
「それなりの資質が必要で」
「それがないとですね」
「ほんまにね」
「その様になりますね」
「だから最初は誠実そうに見えても」
それでもというのだ。
「遂には正体が明らかになって」
「信頼を失いますね」
「完全にね、そして誰もが見放して」
「何も任せられなくなり」
「破滅するわ、無能な働き者は向いているお仕事に就いたら」
その時はというのだ、ゼークトの有能な働き者無能な働き者の論理は実は人の向き不向きを考えていないのかも知れない。
「有能な働き者になるけれど」
「有能無能の範疇に入らない人もいますね」
「そうした人はね」
「もうどうにもならないですね」
「禁治産者レベルになると」
「今話している人の様に」
「そうなるとね」
それこそというのだ。
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