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夢幻水滸伝

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第三百七十話 後輩であり友人でありその五

「水軍もね」
「整えますか」
「そうするわ、ブラジルの海を守って」
 そうしてというのだ。
「アマゾン川にも入れて」
「河川部の諸都市をですね」
「村もね」
「掌握しますね」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「アマゾン川の治安もよ」
「守りますか」
「幾らアマゾンの環境は守っても」 
 そうしてもというのだ。
「そやけどね」
「それでもですね」
「そうよ、ブラジル全土を領土にするから」
 だからだというのだ。
「アマゾンもね」
「領土とされるので」
「アマゾン川の治安はね」
「守りますね」
「アマゾンは人が少なくて」
 まさに川沿いに街や村がありその中に諸部族が暮らしている、尚アレンカールは諸部族も把握し彼等も勢力に入れるつもりだが彼等の暮らしに介入するつもりはない。
「賊も少ないけれど」
「その代わり獣やモンスターが多いですね」
「そやからね」 
 だからだというのだ。
「ここはね」
「獣やモンスターの征伐ですね」
「彼等はちょっと数が多かったり大きな船には近寄らへんから」
「巡回ですか」
「そう、そして川沿いの街や村の船は大型にして」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「襲われへん様にしますね」
「やっぱりね」
 どうしてもというのだ。
「川沿いの街や村の治安と生活はね」
「守るべきですね」
「そやからね」
 だからだというのだ。
「アマゾン川にはね」
「水軍を入れますね」
「そうして守るわ、蒸気船で艦隊を編成して」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「アマゾン川に入れて」
「守るわ、あと水上警察ももうけて」
「アマゾン川の治安をですね」
「守るわ」
「アマゾンに進出すれば」
「そうするわ、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「川沿いの街や村を守ってね」
「彼等に平和で豊かに暮らしてもらい」
「自然も守るわ」
「そうしたこともお考えですね」
「あんたも環境は大事やとわかってるわね」
「はい、それは」
 アマードも確かな声で答えた。
「左様です」
「そうよね」
「そやけどです」 
 それでもというのだった。 
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