夢幻水滸伝
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第三百六十九話 環境と災害も見てその四
「なびくわ」
「そうなりますね」
「そやからね」
「平和的にですね」
「勢力を拡大していくわ」
そうするというのだ。
「中南米の統一はね」
「平和的にですね」
「出来る限りね、確かにあたいは六将星の一人でね」
星の者達の中のというのだ。
「戦を得意とするけれど」
「ステータスを見てもそうですね」
ウェイトレスは彼のそれを確認してムケッカを食べながら頷いた。
「アレンカール様は」
「戦が得意でしょ」
「ご自身の戦闘だけでなく」
「軍を率いての戦もね」
それもというのだ。
「同じです」
「そうでしょ、そやけどね」
「無闇な戦はですか」
「避けるわ、ほんまに戦は血が流れてものが壊れて」
そうなってというのだ。
「自分も傷付いてお金もかかるから」
「そうです、軍を動かしますと」
店長がまさにと話した。
「かなりです」
「お金を使うでしょ」
「はい」
まさにというのだ。
「左様です」
「そやからね」
だからだというのだ。
「あたいは無闇にはね」
「戦わないですね」
「そうするわ」
「戦が得意だからこそ」
ウェイトレスは言った。
「ご存知なのですね」
「そうなるわ」
まさにとだ、アレンカールも答えた。
「あたいとしてはね」
「そうなのですね」
「ええ、それでね」
さらに言うのだった。
「この世界で暮らしてもいくわ」
「お隣で、ですね」
「いいお家ね」
今度は家のことを話した。
「快適よ」
「そうなのですね」
「とてもね」
にこりと話って話した。
「プライベートも守れてね」
「あちらの世界との違いは気にならないですか」
「別にね」
ウェイトレスの問いに素直に答えた。
「ならないわ」
「そうですか」
「暮らす分にはね。涼しい造りだしね」
「ブラジルは暑いですが」
「それでもね」
そうだというのだ。
「気にならない位にね」
「涼しいですか」
「しかも蚊も蠅も食べてくれるしね」
「お家の中の蝙蝠達がですね」
「蚊帳もあってね、まさかね」
ウェイトレスに笑って話した。
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