夢幻水滸伝
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第三百六十九話 環境と災害も見てその三
「外交もね」
「行っていきますか」
「そうするわ」
「今は平和にですね」
「そうよ、そして軍隊が整っても」
それでもというのだ。
「無闇にはね」
「攻めないですか」
「街や村をね、どうしても降らない限りね」
そうでなければというのだ。
「攻めへんわ」
「あくまで平和的にですか」
「ことを進めていくわ」
そうするというのだ。
「これからもね」
「それはいいことですね」
店長はアレンカールのその考えを聞いて微笑んで頷いた。
「そうした方がです」
「ええでしょ」
「軍隊、武力は無闇に用いるものではないとです」
「店長さんも思うわね」
「はい」
まさにと答えた。
「そう思います」
「そうよね、やっぱり」
「血が流れものが壊れますので」
「戦をすればね」
「そうなりますので」
だからだというのだ。
「無闇にはです」
「そう、そやからね」
「軍隊を整えてもですね」
「無闇にはね」
そうはというのだ。
「用いないわ」
「それがいいです、どうしても降らない街や村でないと」
「攻めへん様にしていくわ」
「そうされますね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「平和的にね」
「勢力を拡大していきますね」
「そうするわ、人は豊かで平和な方に行くし」
アレンカールは今度は人の真理をムケッカを食べつつ話した。
「周りになびくところもあるわ」
「確かにそうですね」
市長もその人の真理について頷いた。
「平和で豊かなら」
「そっちに行ってね」
「周りの流れを見てです」
「動くわね」
「そうします」
「つまりあたいが善政を行ってね」
そうしてというのだ、アレンカールは店長とウェイトレスが作ったムケッカを食べつつそのうえで話した。
「勢力を豊かで平和にしたら」
「それならですね」
「降らない街や村の人達もそれを見て」
「自分達も豊かで平和になりたい」
「そう思ってね」
それでというのだ。
「あたい達の勢力に入ろうとするわ」
「そうしますね」
「そして周りがね」
「アレンカール様の勢力に入るなら」
「その流れを見てね」
そうしてというのだ。
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