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夢幻水滸伝

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第三百六十九話 環境と災害も見てその一

                第三百六十九話  環境と災害も見て
 アレンカールは沙パウロを拠点として勢力を立ち上げると即座に勢力全体を統治して言ったがその中でだ。
 警察を整え消防署もそうした、そして環境に気を使い災害対策も進めていった、そうするとだった。
「いや、私も聞いています」
「統治の評判がええのね」
「はい」
 店長は閉店した後の店内で夕食を共に食べるアレンカールに答えた、娘のウェイトレスもいて一緒に食べている。
「非常に」
「そうなのね」
「産業の育成や雇用の促進だけでなく」
「植林もして」
「そして堤防や防波堤も築かれていますね」
「お家も煉瓦にしていってね」
「そうしていまして」
「あと美化もされていますね」
 ウェイトレスも言ってきた。
「そうですね」
「清掃も進めてね」
「そうして街や村をどんどん奇麗で過ごしやすくされているので」
 だからだというのだ。
「それで、です」
「評判がいいのね」
「このサンパウロでも」
 そうだとだ、ウェイトレスはムケッカを食べつつ話した。三人共そのムケッカそれにタブレをブラジル産の赤ワインと一緒に楽しんでいる。
「そうですし」
「他の街や村でもなのね」
「はい」  
 そうだというのだ。
「まことに」
「それは何よりね」
「はい、ただお金かかってますよね」 
 ウェイトレスはこちらの話もした。
「堤防や防波堤を築かれ植林もとなりますと」
「いや、そういうことにこそよ」
 アレンカールはすぐに答えた。
「予算は使わないとね」
「駄目ですか」
「あれでしょ、軍隊を増強して」
 ウェイトレスの言いたいことを察して自分から言った。
「他の勢力を併呑していく」
「そうする方が先だと思ったのですが」
「あたいは六将星の一人やしね」
「戦でしたら」
 それを行うならというのだ。
「お強いですね」
「自信はあるわ」
 アレンカールも否定しなかった。
「あたいもね」
「左様ですね」
「ええ、星の子達が相手でもね」
「そうそう敗れることはないですね」
「そうよ、それこそ他の神星の子でもない限りね」
「勝てる自信がおありですね」
「絶対と言っていいまでにね」
 そこまでというのだ。
「自信があるわ」
「それでもですね」
「焦らないのよ、まずはそれぞれの街や村を守れるだけの戦力があればね」
「いいですか」
「その軍を勢力圏全体を守る様に整えてるから」
「今はそれでいいですか」
「軍隊はね、巨人が出たらあたいが行くわ」
 巨人退治にというのだ。
「すぐに行ける様にそれぞれの街や村に行ってるし」
「一旦行った場所は移動の術なら瞬時に移動出来ます」
 店長が赤ワインを飲んでから話した。 
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