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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八話 信の激突その一

                          第八話  信の激突
 響鬼達は暫くの間平穏に過ごしていた。しかしそれが永遠のものでないことはよくわかっていた。
 だからだ。道場では常に鍛錬を積んでいた。その外でもだ。
 響鬼達が修業を積んでいる。そのセコンド役でだ。
 明日夢達もいる。彼はランニングの後で休憩に入った響鬼にタオルとお茶を渡してから尋ねた。
「この世界でも鍛錬は欠かせないですね」
「ああ、何時あの女が来るかわからないからな」
 響鬼は汗を拭き茶を飲みながら応える。水筒に入れられている茶はよく冷えた抹茶である。それを飲みながら明日夢に応えているのだ。
「だからな」
「本当に何時来るかわからないですね」
「戦いに備えてな」
 それでだというのだ。
「鍛錬は怠ったらいけないんだ」
「だから皆さんも」
「俺もそれは同じだ」
 桐矢もいる。彼も汗を拭いている。そうして抹茶を飲みながら言うのである。
「鍛錬は積み重ねてこそだからな」
「京介もそう思うようになったんだ」
「鬼になってから、いや鬼を本気で目指すようになってから」
 それからだというのだ。
「そのことがわかってきたんだ」
「だからだね」
「あの女は何時来るかわからない」
 義仙のことも話すのだった。
「だから余計にだ」
「そうだ。その為にも気を引き締めてだ」
 斬鬼も話す。
「鍛錬を積んでいかなければならない」
「また向こうから来ますかね」
 轟鬼は整体にストレッチをしながら師に問うた。
「あの女は」
「間違いないな」
 来るとだ。斬鬼も屈伸をしながら話す。
「あの女のこれまでの動きを見ると」
「来ますね」
「その時はおそらくは」
「天草四郎でしたね」
 威吹鬼は立ち上がり背筋を伸ばしている。
「僕達の世界の天草四郎とは明らかに違いますね」
「女らしいわね」
 朱鬼が言う。
「聞いた話によると」
「じゃあ柳生義仙と同じですね」
「ええ、女の侍よ」
 朱鬼はあきらに答える。あきらもセコンドに徹している。そのうえで鬼達にタオルを手渡し茶を出している。そうしながら話の相手もしているのだ。
「そうした意味では幸村ちゃん達と同じね」
「そうなりますか」
「さて、問題は何時来るかだけれど」
「攻撃する側の有利なことはというと」
 ここで言ったのは響鬼だった。もう汗を拭き終えている。
「あれだ。攻撃する場所と時間を自由に選べる」
「そのことですね」
「そうだ。これまでもそうだったな」
「はい、あの人はいつも急に来てでした」
「乾君達と埼玉アリーナで戦った時も」
 魔獣達も出て来たあの時のことをここで話すのだった。
「それに俺達と橋の下で戦った時もな」
「後道場に攻めて来た時ですね」
「俺達は基本的に守る側だ」
 迎え撃つ側だというのだ。彼等は。
「そのことでは向こうにかなり有利だ」
「こちらは向こうが何時何処にいるかわからないですね」
「魔化魅なら山や町にいるから俺達が出向いて退治する」
 実際にそうしてきた。鬼の戦いとは本来はそうした形だった。
「しかし今回はそれが違う」
「敵が来てそれを迎え撃つ」
「ですよね。ただそれでも」
「俺達がこの道場にいればだ」
「敵は間違いなく道場に来ますね」
 攻めて来る時はだ。そうだというのだ。明日夢はこのことはよく把握していた。 
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