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おぢばにおかえり

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第八十一話 大教会でも一緒その二十六

「私だってりっぷくしてるでしょ」
「あっ、先輩達にしてることを」
「そうよ、長池先輩に何してるか」
 いつも見て聞いています。
「私がどう思うかね」
「そうしたこと考えたことないです」
「新一君は親切な人には親切だけれど」
 それでもです。
「そうした一面があることはね」
「駄目ですか」
「そうよ、嫌いな人が出ても」
 それでもです。
「露骨に嫌わないの」
「悪口を言ったりもですか」
「話しかけても無視するし睨むでしょ」
「完全に」
「そういうのがね」
 特に長池先輩に対してそうだから困ります。
「悪い癖性分だから例えば一緒にひのきしんして」
「そこでわかりますか」
「長池先輩なんてね」
 それこそれです。
「何でも私がやるからって言ってくれて」
「動かれるんですか」
「そうよ」
 そうした人で毎日みたいに助けてもらっていました。
「凄くいさんでる人なのよ」
「そのことはいいことですね」
「まあ新一君はね」
 その人の出会いを聞いているとです。
「ひのきしんもしない人と出会ってるわね」
「学校でも」
「そうよね、けれどね」
「そうした奴でもですか」
「いいところはね」
 人間何かしらです。
「あるものだから」
「そうですかね」
「長池先輩なんて」
 あの人はまさにです。
「何も言わないでご自身がね」
「ひのきしんされていますか」
「そんな人よ、私の机だってね」
 寮のです。 
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