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「空娘」空を守るもの

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第12.5話 タウイタウイ島攻略作戦その弐【艦娘視点】

「F15先輩?」
F15先輩のことが心配になり、向かうと、
そこには片方のエンジンを止まらせ、
部分的に欠損したエレベーター、
なぜ飛べているのか分からない姿のF15が居た。
「…ごめん…飛べそうにない…」
「大丈夫です!援護しますね!
スホーイ27!」
「分かってるよ!任せろ!」
「後は頼んだ…」
「F15先輩!援護しますので、頑張ってください!」
【F15視点回想…】
『なんでミサイルが!?避けきれない!
右エレベーター破損、右エンジン停止…次発も!?
くそ被弾した!左エレベーター欠損!?』
なんでよりによって今…くそ血が…
【F15視点】
「ごめん…迷惑だよね…」
「そんなことないですよ、仲間を見捨てる訳には行きません
迷惑でもないですし。」
「……」
「大丈夫です。」
「ああ…痛い…」
「大丈夫ですか?って血が…」
「痛い…」
「これをつけてください!治るはずです」
「ありがとう…」
鎮守府付近…
「着陸です。」
「…オートランディング…」
「了解です。誘導しますね。」

鎮守府構内…
「提督~いますか?」
「おういるz…ってなんだその傷!?」
「…すみません。お役に立てませんでした…」
「お、おう。とりあえず入渠してこい。」
「了解。」
入渠中…
「F22…私はお役に立てませんでした。」
「いえ、先輩はとても活躍していましたよ。」
「…」
「?」
「F22…」
「なんでしょうか」
「妹がほしい…」
「え…?」
「私はF15シリーズの1番下の妹…
妹が、欲しいんだ…」
「私に言われてもですね…」
「…そっか…」しょぼーん
「そんな落ち込まないでください
食堂奢りますから」
「…ありがとう」
食堂にて…
「…ほんとにいいの?」
「いいですよ!」
「…じゃあうどんで…」
「F15先輩ってうどんばっか食べますよね。」
「体の関係でね…戦争が終わったら手術を受けて治す予定なんだけど…」
「そうですか…私はカレーでも…」
「うん…」
「ゆっくり休んでください。」
「よ」
「あ、提督さん」
「ご苦労様だな。スホーイ27もあとちょっとで戻るそうだ。」
「了解です。」
「F15も、大丈夫か?」
「血がまだ痛いような気もします…」
「そうか、ゆっくり休んでな。」
~~~~~~時は立ちデブリーフィング~~~~
「デブリーフィングを始める。今回の被害はF15の大破。
成果はタウイタウイ泊地、タウイタウイ島の奪還、占領だ。
これによって、前線が一気に前進し、潜水艦の驚異が無くなった。
これはとても偉大なことだ。」
「デブリーフィングありがとう。
せっかくだ、みんなで飲みにでも行かないか?」
「それなら、俺が良い居酒屋を知ってる、行こう。」
「それはいいですね。」
移動中~
「こんばんは~」ジャラジャラ
「おお、提督さんじゃないか!」
「お、その感じは足柄提督ですね!?」
「ああ、そうだ!こんなとこで出会えるとは、幸運ですねぇ!」
「そうですね、席いいですか?4人なんですけど…」
「ああ、全然。うちも艦娘連れてますんでw」
「じゃあ、失礼。」
「提督さん、注文は?」
「えーっと…ポテトと生で」
「私は飲めないので…」
「じゃあ生三つで!」
「あいよ!生三つ!」
「足柄提督、隣の艦娘は?」
「秋月です!」
「秋月ですね。そちらこそ、お隣の艦娘は」
「F22です」
「F22?艦娘ではなさそうですが…」
「この子特殊なのでね…」
「足柄提督さん、そっちは上手くいってんですか?」
「ああはい。資金繰りが難しいですがね。そちらこそどうですか?」
「結構上手くいってますよ。タウイタウイ泊地を占領したりとか…」
「あの難攻不落と言われてたタウイタウイ泊地を!?凄いですねぇ」
「いえいえ、全ては艦娘がいたからです。」
「羨ましいなあ」
「生三つでーす、ゆっくりどうぞー」
~~~~~~~~~~~飲み明かした~~~~~~~~~~
 
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