ライブジャスティスシリーズ
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絆が結ぶ真の英雄
ゴオォォォオォォォオォォォ
戦場と化す居住区でユースティティアドーパントと対峙するマリアたち、変身を解いたユースティティアの正体に愕然とするマリアたちは静かに立ち上がる。
調「やっぱり……生きていたんだ……私の予感は……正しかった……」
切歌「何故、ドーパントの力を……」
ウェルは全員を凝視すると口を開く。
ウェル「ええ、僕はあの時死んだ。死んだはずだった。死ぬ運命だった。だが、未来が変わったんですよ」
マリア「未来……」
ウェルはユースティティアメモリを見つめる。
ウェル「死ぬ間際のあの時、僕はとある列車とそのオーナーに命を救われた。絶望の中に居た僕は彼に救われた。彼は言った。望みを言えば何でも叶えると。望みこそを生きる糧にし望みこそを絶対とする彼の様な怪人は僕にそう言ってくれた。だからこそ僕は彼の可能性を信じ、望んだ。
生きたい、生きて自分の理想を叶えて最後は誰かの記憶に残りたいと。
そして僕はこうして今を生きることが出来た。その後、僕は彼と共に次元とその未来を彷徨い続けた。ありとあらゆる興味深い別次元の技術、それは僕にとっても興味深く尚且つありとあらゆる可能性を秘めていた。そんな中、僕は自分に宿ったネフィリムの一部を摘出し、ガイアドライバーを独自に作り上げた。だが、それを起動するには絶対的な大きな力が必要だった。そして地球の記憶を基にある一つの絶対的に揺るがない大きな力に辿り着いた。
それがユースティティアと言う記憶だった。だが、大きすぎる力は手に入れるのは容易ではなく、生み出すのも簡単ではなかった」
そしてウェルは上の白衣を脱ぐと身体を見せつける。
AST「!!!!」
その身体には見るに堪えないほどに筋肉が変形し、身体の血管が黒ずんでいた。
ウェル「大きすぎる力は人間の身体には手に余る、何度もメモリを生み出しては自分に直押しし、自らが痛みと細胞の変化、そして人でなくなるほどの自我の浸食を何度も経験しながら身体を力に順応させ、最大限のフルパワーでネフィリムドライバーを使うべく僕は犠牲と代償を払い続けた。
そしてある時にこの旧世界の巨大組織に襲撃をかけた。そこで初めて僕はユースティティアドーパントを完全な形で誕生させた。圧倒的な力と何者にも屈しない力で組織から次世代型のガイアメモリの強奪に成功した。そしてこの力でデウスエクスマキナインダストリーからアーマードダークネスの強奪にも成功した。その過程で出会った二ベルコルに改造を施し、仲間に引き入れましたが彼女については僕も残念です。
だが、これは始まりに過ぎない。僕は彼の先兵として今ここにいる。たとえ、相手がかつての戦友であろうとも……
僕は僕の英雄としての正義を貫く」
ウェルはそう言うとネフィリムドライバーを装着し、ユースティティアメモリを逆手持ちでスイッチを押す。
ユースティティア!!
ウェルはメモリを持った手で顔面を覆いかぶせた。
ウェル「英雄転生 変身」
ガシャン!! ユースティティア!!
ウェルはネフィリムドライバーのスロットのユースティティアメモリを刺し、スロットを上下に動かして光の鎧を身に纏う。
ウェル「さあ、かかってきなさい」
切歌「どうやら向こうも本気みたいデスね」
真那「何としてでも奴を止めないと」
マリア「お前の正義はよく理解した。
その歪んだ正義の連鎖、私が断ち切る!!」
折紙「私が信じるのは正義ではない、仲間との繋がりだ!!」
各自武装を再展開し、ウェルと対峙するASTたち、すると一輝は……
一輝「残念だけど、君の様な独りよがりな英雄を認める訳にはいかない。
教えてやる、絆が生み出した。真の英雄の変身と誕生を」
そして一輝は謎の短剣を取り出した。
マリア「それは……」
一輝「僕も昔話をしよう、
この次元へとやって来る前、僕の世界は絶望に染まっていた。そんな中、僕たちレジスタンス組織、ナイトレイダーは独自にウルトラマンと言うべき存在を作り、それを身に纏って戦い続けた英雄がいた。
それが僕の世界の五河士道だ、そして彼こそ、自らの意思でウルトラマンとなった唯一の人間だった」
ユースティティア「自らの意思でウルトラマンに……その五河士道は何故ここにいないんですか」
一輝「彼はウルトラマンであっても、全てを変える事は出来なかった。結果、僕の世界で哀しき怪物を生み出してしまった。五河士道はその怪物を見ればきっと後悔する。
そう、僕の世界の五河士道は、僕に全てを託して息を引き取ったんだ」
AST「!!!!」
その事実を知り、愕然とする面々……
一輝「だから僕はこの世界の五河士道を救いたい、そう願ってこの世界にやって来た彼から託された絆の光、今こそここに示す時だ!!」
一輝は短剣の中心の赤いコアを下へと下げる。
ネクサスシステム リアライズ
すると短剣を腰に当て、剣を引き抜き掲げた。
エボルトラスター コンバート
空から降り注ぐ光と共にアーマーが装着される。そして全身に赤いエネルギーが染まりながら変化していく。
最後は両腕に備えられた鎌状のブレードが展開され、ウルトラマンへと変身した。
ウルトラマンスーツverネクサス ジュネッス
ネクサス「僕はネクサス、ウルトラマンネクサスだ!!」
ウェル「いいでしょう、来なさい!!」
マリア「皆、一輝に続け!!」
全員「了解!!」
バキィ!!シュゴゴゴゴ!!ガァン!!ガァン!!
ネクサスは両腕に鎌状のブレードでユースティティアと激しい肉弾戦を繰り広げる。
ユースティティア「ここまでやりますか、これがあなたのウルトラマン」
ネクサス「アンタとやり合うにはうってつけの力だ。存分にやってやる」
すると左から
真那「とうりゃあああああああ!!!!」
セミリアライズ ストリウムファイヤーを身に纏った真那が足に纏った炎で回し蹴りを喰らわす。そこに態勢を崩したユースティティアに切歌が仕掛ける。
断殺・邪刃ウォttkkk(だんさつジャバウォック)
鎖で動きを封じ、バーニアでの加速と同時に刃で切り刻む。
ユースティティア「このダメージで僕に勝てるとでも……」
ドゴオオォォォォォ!!
ユースティティア「なッ……このビームは……いつの間に……」
ユースティティアの腹部を貫く光線、その背後には……
折紙「ワイドショット、至近距離で受ければタダじゃ済まない」
折紙はセミリアライザでワイドショットを装備し、インビジブルメモリで透明化して死角からの近距離でワイドショットを放った。
そしてその瞬間
TORNADO♰IMPACT
ユースティティア「うっがあああああああああああああああ!!!!!」
マリアが刃を展開し竜巻を起こしながらユースティティアの身体の傷口に致命傷を与えた。
圧倒的連携攻撃によってダメージを負ったユースティティアだったが……
調「あなたはもう終わりよ、私達に投降しなさい」
ユースティティア「ククク、やはり想定外のイレギュラーは僕について回るもの。
ようやくこれを使う時が来た」
そう言うとユースティティアはベルトのホルスターからあのデバイスを取り出す。
マリア「それはッ!!!!」
ユースティティア「これは私が生み出した英雄の力、ユースティティアガイアユニット。本来なら対五河士道、あるいは崇宮澪を想定して作った神殺しの力。
五河士道をと崇宮澪を潰す前に君達にはこの力の生贄になってもらうとしましょう!!」
そう言うとユースティティアは3本のメモリを取り出す。
一輝「何をする気だ!!」
ユースティティア「フフフフ……ハハハハハハハハハハ!!」
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