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夢幻水滸伝

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第三百四十八話 オクラホマ州掌握その十三

「戦うんや」
「他に思いつかへんですし」
 オコナーにしてもだ、そのうえでガーランドに答えた。
「それでいきましょう」
「あたしも他に思いつかへんわ」
 デリーロも言ってきた。
「この状況やと」
「ほなな」
「ここはな」
「それでいこな」
「ええ、ただ拠点はね」
 ゲリラ戦術を仕掛けるにしてもとだ、デリーロは言った。
「ちゃんとね」
「ゲリラ戦術をするにしても必要やしな」
「遊撃戦を含めてね」
「それはちゃんと設けんとな」
「いけないわね」
「それはちゃんとやってな」
 拠点を設けることはとだ、デリーロも答えた。
「そのうえでな」
「戦うわね」
「このヒューストンとかな」
「他の主な都市を使うわね」
「軍事拠点もな、そこを守る戦力を置いてな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでや」
「残った戦力をゲリラに回すわね」
「そうして戦う、敵兵を後ろから攻撃して」
 まずはこの戦術を話した。
「それで後方の物資や基地も攻撃してな」
「一撃離脱で」
「そうして敵を消耗させるんや」
「そうして戦うわね」
「そや、時間をかけてな」
「戦うわね」
「そや、海でもな」
 こちらでもというのだ。
「夜襲それに魚雷艇とかを使って」
「戦うのね」
「そや」
「そちらもゲリラ戦術ね」
「そうして戦おうな」
「そういうことでね、圧倒的な敵にはゲリラ戦術ね」
「それもやり方や、こうしたやり方はな」
 ゲリラ戦術はとだ、ガーランドは後ろめたいものを感じそれを顔にも出してそのうえでデリーロに話した。
「やっぱりな」
「あまりするもんやないわね」
「戦うんやとな」
「堂々と会戦や街の攻防をしたいわね」
「そや、しかしな」
 それでもとだ、デリーロに話した。
「それはな」
「出来へんと」
「こうして戦うしかない、おらっちは冒険者やろ」
 ガーランドは自分の商業のことも話した。
「冒険者はモンスターを倒しダンジョンを探索する」
「そうした職業よね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「ここはな」
「正規戦以外を思いつけたのね」
「そや、結構な」
「冒険をしてると」
「トリッキーなことも多いさかいな」
「ゲリラ戦術みたいなこともするのね」
「そやからな」 
 実際にというのだ。
「それでや」
「ゲリラ戦術を仕掛けるのね」
「そうするで、そして泥沼に持ち込んでな」
「最後は勝つのね」
「そうしよな」
「わかったわ、ほなね」
 デリーロはガーランドの話をここまで聞いて述べた。 
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