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オズのヘンリーおじさん

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第十一幕その五

「何て言うかね」
「この世とは思えないな」
「そうよね」
「奇麗過ぎてな」
「どうにも」
「けれどね」
 それでもというのです。
「ここもね」
「実際にあるか」
「そうした場所ね」
「そうよ」
 まさにというのです。
「だから好きなだけね」
「観てか」
「楽しめばいいのね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「お昼ご飯もね」
「パエリアだな」
「あのお料理をいただくのね」
「そうよ、パエリアもね」
 このお料理もというのです。
「いいでしょ」
「うん、とてもな」
「パエリアも美味しいわね」
「だから食べましょう、トマトにパプリカが入っていて」 
 そうしてというのです。
「海老や烏賊もね」
「入っているか」
「そうしたパエリアね」
「勿論貝もね」 
 こちらもというのです。
「入っていてアヒージョもね」
「出すのか」
「あちらもなのね」
「そう、今これもってね」
 まさにというのです。
「思ったけれど」
「いいな、パエリアも」
「そしてアヒージョもね」
「凄くな」
「じゃあ期待させてもらうわね」
「期待してもらって結構って」
 笑顔で応えたドロシーでした。
「誰か言っていたわね」
「はい、阪神タイガースの監督さんです」
 恵梨香が答えました。
「岡田さんが言われたんですよ」
「そうなのね」
「村山さんや藤村さんがおられたチームで」
「お笑いの街のあの野球チームで活躍している」
「あのチームの監督さんで」
「そんなことを言われたのね」
「凄く頭がいい人なんですよ」
 ドロシーににこりとしてお話します。
「名将って言われています」
「僕達全員阪神ファンですが」
「阪神を優勝させてくれるんですよ」
「日本一も達成して」
「素晴らしい人ですよ」
「そんな人なら」
 それならと言うドロシーでした。
「きっとやがてはね」
「はい、オズの国にもですね」
「来てくれますね」
「そしてあのチームで野球をされますね」
「そうされますね」
「あの人も」
「そうなってくれるわね、五人共岡田さんが好きみたいだけれど」
 それでもと言うドロシーでした。 
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