| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのヘンリーおじさん

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十幕その十一

「そこからね」
「オズの国はどんどん変わって」
「乗りものね」
「どんどん出て来てね」
「変わっていってるね」
「魔法があって」
 ドロシーは笑顔で言いました。
「そしてね」
「科学もあって」
「そして錬金術や超能力に」
「仙術もあるし」
「もうね」
「色々ばものが出て」
「乗りものもよ。それでこうした列車もね」
 今自分達が乗っているそちらもというのです。
「出て来てね」
「僕達は今乗っているね」
「そして楽しんでいるわ」
「そうだよね」
「そのことがね」
 まさにというのです。
「私は凄く嬉しいわ」
「オズの国がどんどん変わって」
「私もね」
「変わっていくことが」
「色々な素晴らしいものを見て知って」
 そうしてというのです。
「経験して学んでね」
「そうしていってだね」
「それが凄く嬉しくて」
 そうしてというのです。
「好きよ」
「そうだね、僕もね」
「トトもよね」
「ドロシーと一緒にいてね」
 そうしてというのです。
「色々知って変わっていくことがね」
「好きよね」
「変わることも気力と体力が必要で」
 それでというのです。
「大変だっていうけれど」
「元気でないと出来ないでしょうね」
 ドロシーも言います。
「やっぱり」
「そうだね」
「けれどね」
 それでもというのです。
「オズの国だとね」
「皆いつも元気だから」
「変われるわ」
「そうだね」
「だからどんどんね」
「これからもだね」
「変わっていって」
 笑顔で言うのでした。
「楽しい物事もね」
「知っていくね」
「そうしていくわ」
「そうした国にね」
 オズマもそのオズの国の国家元首として言います。
「私はこれからもね」
「していくわね」
「貴女と一緒にね」
「私はオズの国の首相だから」
「私の最高のお友達でパートナーでしょ」
「いつもそう言ってくれるわね」
「だからね」
 そうした間柄だからだというのです。
「これからもね」
「一緒にね」
「オズの国をそうした国にしていきましょう」
「ええ」
 ドロシーの返事は笑顔でのものでした。
「それじゃあね」
「そうしていきましょうね」
「私達と」
 それにというのです。
「皆でね」
「オズの国のね」
「そうか、二人だけではな」
 おじさんは笑顔でお話する二人を見て言いました。
「やっぱりな」
「出来ることは限られているわね」
 おばさんも言います。
「どうしても」
「わし等もな」
「お家の畑とかでね」
「手が一杯だからな」
「それはオズマ姫もで」
「ドロシーもだな」
「そうよ」
 ドロシーはお二人に答えました。
「だからね」
「皆でだな」
「頑張っていくのね」
「そうしていくわ、そして今よりも楽しくて明るくて」
 そうしてというのです。
「素敵な国にね」
「していくか」
「オズの国を」
「そうしていくわ」
 こう言うのでした、そしてです。
 ドロシーは皆と一緒にこの夜も楽しみました、そのうえでまた明日となるのでした。幸せな日々はまだ続きます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧