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おぢばにおかえり

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第八十話 教会の仕組みその十三

「合わせてよ」
「踊るものですね」
「そうなのよ」
「それですね」
「夫婦揃ってで」
 おみちの教えもお話しました。
「それでね」
「他の人達ともですね」
「一手一つとも言うわね」
 こうもお話しました。
「そうでしょ」
「そうでしたね」
「だからね」
「てをどりはですね」
「人と合わせるものよ」
「自分だけじゃないの」
「僕上手に踊れたらって思ってましたけど」
 新一君はこう言いました。
「それは違うんですね」
「それも大事よ」
 私は否定せずに答えました。
「踊るならね」
「やっぱり上手にですか」
「それに限るわ」
「そうですよね」
「けれどね、どうも下手でもね」
 例えばよく間違えてもです。
「一生懸命踊ってね」
「動きを合わせることがですか」
「大事よ」
「そうなんですね」
「何と言ってもね」
「そうなんですね」
「それが出来たら」
 それならです。
「いいのよ」
「そうなんですね」
「だからね」 
 私は新一君にあらためてお話しました。
「そこをね」
「考えてですね」
「やっていってね」
「そこが大事ですね」
「そうよ、人と合わせるね」
 このことがです。
「てをどりには大事で」
「おみちでもですね」
「そうよ、あとおみちの集まりに出たらわかるでしょ」 
 私は新一君に言いました。
「どの人も積極的に動いて」
「働きますね」
「ひのきしんをしてね」 
 そうしてです。
「家族みたいなお付き合いでしょ」
「お互いそうですね」
「ずっとお付き合いしている」
 そうしたです。 
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