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博士の挑戦状

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第百三十一話

              第百三十一話  ティーパーティーがはじまり
 七人ではじめましょうと言ってそれぞれのティーカップを掲げてからだった、七人はティーパーティーをはじめたが。
 紅茶を一口飲んでだ、華奈子は皆に言った。
「ここからお菓子食べて」
「そうしてね」
 双子の姉妹の美奈子が応えた。
「皆でお喋りもして」
「楽しむのね」
「それがティーパーティーなのよ」
「そうなのね」
「イギリスじゃよく行われていて」
「それイギリスの娘が言ってたわね」
 華奈子はここでこのことを思い出した。
「そういえば」
「そうでしょ」
「ええ、うちの学校世界中から人が集まって来ていて」
 自分達が通っている八条学園はというのだ。
「それでね」
「イギリスから来た娘もいるわね」
「男の子もね」
 女の子だけでなくというのだ。
「いてね」
「その子達が言ってるわね」
「イギリスじゃね」
 紅茶の本場であるこの国ではというのだ。
「よくね」
「紅茶を飲んで」
「そしてお菓子を食べてお喋りをして」
「ティーパーティーしてるのよね」
「そうらしいわね」
「お酒の場合もあるのよね」
 春奈が笑顔で言ってきた。
「大人になると」
「そうよね」
「けれど大人の人もね」
 赤音が言ってきた。
「三時とかは」
「紅茶飲んでね」
「ティーパーティーするから」
 だからだとだ、梨花も言ってきた。
「私達もこうして楽しみましょう」
「色々お話することあるわよね」
 美樹はお菓子の一つのバームクーヘンを食べつつ言った。
「学校のこととかね」
「楽しくやろな」
 亜美も笑顔でゼリーを食べている、そのうえでの言葉だ。
「今日は」
「そうね、じゃあね」
「皆で飲んで食べてお喋りしましょう」
 華奈子に美奈子も応えてだった。
 七人で紅茶を飲んでお菓子を食べてだった。
 そうしてお喋りもはじめた、その話はまずはお菓子の話を楽しくかつ明るくしていくのであった。


第百三十一話   完


                  2024・1・17 
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