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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第六話 信の誓いその五

 彼等も見てだ。そして言うことは。
「見たことがないが君達は」
「まずは一つ申し上げたいことがあります」
 宗朗がだ。彼に言う。
「いいでしょうか」
「何かな、一体」
「柳生義仙が甦りました」
「何っ!?」
 それを聞いてだ。彼、徳川慶彦もだ。
 宗朗の話を聞いてだ。眉をぴくりと動かした。
 そのうえでだ。あらためて宗朗に対して尋ねたのだ。
「まさか。そんなことが」
「はい、そのことですが」
「彼等が知っている」
 慶彦は響鬼達をまた見て言った。
「そういうことだね」
「はい、そうです」
「君達も彼女と闘ったんだね」
「俺達が何人かかろうともな」
 ここで言ったのは響鬼だった。
「かなりの相手だったさ」
「ふむ」
 慶彦は響鬼の話を聞いて頷く。
「そうか。では眼帯をしていたのかい?」
「ああ、知ってるさ」
「何処までも知っている様だね」
 それを聞いてだ。慶彦は。
 納得した顔でだ。こう言ったのだった。
「ではやはり君達は」
「俺達の話を聞いてくれるか」
「是非聞かせてもらいたいね」
 これが慶彦の返答だった。
「君達が何者かも」
「ああ、それじゃあな」
 こうしてだった。響鬼達は自分達のことを慶彦に話した。話を聞き終えてだ。
 慶彦はだ。まずはこう言った。
「荒唐無稽と言うべきかな」
「信じられないか?」
「それは否定しないね」
 実際にそうだとだ。慶彦は響鬼に返す。
「仮面ライダー。他の世界から来た」
「それが俺達ということなんだけれどな」
「そしてスサノオ」
 慶彦はこの神のことも聞いていた。それで言うのだった。
「君達の世界、そしてあらゆる世界に介入してくる謎の神」
「人間を見る為にな」
「そのスサノオが柳生義仙、そして天草四郎の後ろにいる」
「どうだい、この話は」
 あらためてだ。響鬼は慶彦に尋ねた。
「荒唐無稽にしても」
「信じられない筈の話だよ」
 慶彦の言葉がここでこうなった。
「けれどね」
「けれどなんだな」
「そう。君達の言葉は嘘だとは全く思えない」
 慶彦から聞いてもそうだった。
 そしてだ。宗朗も千姫も見て。あらためて言ったことは。
「宗朗も千姫も嘘を吐くことは絶対にしないからね」
「ではわかってくれたんだな」
「君達の話は嘘ではない」
 そのことは間違いないというのだ。
「間違いなくね」
「それならです」
 ここでだ。宗朗がだ。
 思い切ってだ。慶彦に対して言った。
「我々はこの仮面ライダーの人たちと協力して」
「そのスサノオを討つ」
「そうするべきです」
 宗朗と千姫がそれぞれ言う。
「この世界だけでのことではありません」
「全ての世界がです」
「大きいな」
 慶彦は二人の話を聞いてだ。こう言った。
 
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