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スーパー戦隊超決戦

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第七話 冷静さを守りその十三

「充分にな」
「いい考えだ、ならジャークマターも用意する」
 テッキュウが言ってきた。
「ザンギャックだけにやらせる訳にはいかない」
「おやつに酒をか」
「出す、公平にだ」
 ザンギャックにだけ負担をかけずにというのだ。
「楽しくだ」
「そうしていく為にか」
「出す」
 そうしたものをというのだ。
「こちらもな」
「それなら我々もです」
「こっちもだ」
 ナリアとゼットも言ってきた。
「シャドーラインの国力を甘く見るなよ」
「バングレイにとっては何でもないことです」
「吝嗇なぞもっての他じゃ」 
 有明の方は余裕を以て話した。
「だからじゃ」
「我等もですな」
「茶も菓子も酒もな」 
 晦に応えて話した。
「存分にじゃ」
「出したうえで」
「皆に楽しませてもらおうぞ」
「ふむ、それならだ」
 膜インは仲間達のこれまでのやり取りを聞いて述べた。
「幽魔獣もな」
「皆に振る舞わないと駄目だな」
 筋ゴインが応えた。
「やっぱりな」
「そうだな」
「ああ、絶対にな」
 それぞれの組織それも全てのそれが申し出た、だが全ての組織が言ったので数が多くなってだった。
 ダマラスは仲間達にだ、こう提案した。
「ここは順番を決めまして」
「そのうえでか」
「はい、おやつやお酒をです」
 ギルに対して話した。
「振る舞う様にしましょう」
「一つの組織ずつだな」
「それでどうでしょうか」
「いいな」
 ギルはダマラスのその提案をよしとした。
「それではな」
「順番で、ですね」
「皆におやつや酒を出す様にしよう」
「それでは」
「問題は何で決めるかだが」
 ギルはあらためて言った。
「どうする」
「くじ引きでいいかと」
 ダマラスはまた答えた。
「それぞれ引くのです」
「順番を書いたそれをだな」
「如何でしょうか」
「そうだな」
 ギルは少しの間考えた、それからダマラスに答えた。
「ジャンケンですると時間がかかるな」
「そうですね」
「後出しだので揉めるな」
「その危険もあります」
「だがくじ引きならな」
「その心配もありません」
「そうだ、ではだ」
 それならと言うのだった。
「それでいこう」
「それでは」
 ダマラスはギルに一礼した、そうしてそれぞれのもてなす順番が決まった。ギルはそれが決まってから話した。 
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