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夢幻水滸伝

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第三百四十話 もう一つの勢力その八

「ほんまに」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「ここはな」
「話し合いも申し出ますか」
「あの三人も話し合いが通じるしな」
 デリーロ達もというのだ。
「そやからな」
「ここはですね」
「まずはな」
「申し出ますね」
「ああ、ただ話し合いは通じるにしても」
 このことは事実だがというのだ。
「そやけどな」
「この世界は戦って決める世界でもありますね」
「そやからな」
 そうした世界でもあるからだというのだ。
「無理やろ、しかもあの三人ノリもええしな」
「それぞれの場所の中で」
「そうした連中でもあるし」
 話せる者達であると共にというのだ。
「そやからな」
「まずは拳、戦ってとなりますね」
「そうなるやろ、そやからな」
「戦となりますね」
「まずな、けれどいきなり戦も筋やない」
 話し合いで済むのならそれでよし、トウェインにしてもその考えはある。だからこそ今こうして言うのだ。
 その考えのままだ、トウェインは言うのだった。
「そやからな」
「この度はですね」
「まずは使者を送りますね」
「そうしよな」
 こう話してだった。
 トウェインはまずは話し合いの使者を送った、だがでりデリーロもオコナーもガーラントもであった。
 若い人間の使者にだ、こう言うのだった。
「この世界やからな」
「戦おうな」
「そうトウェインさんに伝えてくれるか」
「そうですか」
 使者はそれならと応えてだった。  
 ロサンゼルスに戻りトウェインに伝えた、するとトウェインはそれを予想していたという顔でこう言った。
「まあな」
「こうなるとですか」
「思ってたからな」
 だからだとだ、使者に告げた。
「もうな」
「いいですか」
「ああ、戦の準備は進めてるし」
「ではですね」
「まずは三州の掌握や」
 これを進めるというのだ。
「もうはじめてるが」
「このままですね」
 共にいるヘミングウェーが応えた、他の面々も揃っている。
「それを進めますね」
「そうするわ、そして連中の勢力との境にや」
 トウェインはさらに言った。
「戦力をな」
「集結させますね」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「まずはな」
「そのうえで」
「戦の準備をして相手が先に動いても」
 そうしてもというのだ。
「退けられる様にな」
「しますね」
「鉄道に車にや」
 今度は移動手段を話した。 
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