金木犀の許嫁
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第九話 忍者は人を殺さないその四
「それでもね」
「戦いません」
「そうよね」
「実際俺トライアスロンも好きです」
「私もです」
佐京に続いて白華も言ってきた。
「そちらも」
「何か凄いですし」
「私達自転車も好きですし」
「好きです」
「それじゃあね」
真昼は二人の言葉を受けて述べた。
「一度ね」
「やってみたらいいですか」
「トライアスロンを」
「ものは試しで」
それでというのだ。
「いいでしょ」
「そうですね、それじゃあ」
「一度やってみます」
「体力と身体能力があるなら」
この二つを兼ね備えているのならというのだ。
「本当にね」
「やってみることですね」
「トライアスロンも」
「何でもね。チャレンジしたら」
そうしたらというのだ。
「本当にね」
「いいですか」
「何でもですか」
「いいと思ったら」
その時はというのだ。
「何でもね、そうしたらね」
「お姉ちゃんいつも言ってるね」
夜空も言った。
「そうね」
「何でもやってみないとわからないでしょ」
「失敗は恐れないのね」
「挑戦して失敗はいいでしょ」
その場合はというのだ。
「何度でも失敗してもね」
「いいのね」
「誰でも失敗するしね」
「それが挑戦しての失敗なら」
「成功するまでやりなさい、でね」
それでというのだ。
「いいでしょ」
「そうなのね」
「お料理もそうでしょ」
真昼はこちらのこともだと言った。
「何度失敗しても成功したらいいでしょ」
「そう言うお姉ちゃん時々お料理失敗するのは」
「挑戦してみてよ」
「新しいお料理とかね」
「それでね」
その結果というのだ。
「失敗したものよ」
「そうだったのね」
「だからね」
それでというのだ。
「夜空ちゃんには悪いけれどね」
「挑戦しての失敗だから?」
「許してくれとは言わないわ」
それはしないというのだ。
「ただ私としてはね」
「挑戦しての失敗だからいいの」
「次よ、ただ失敗しても食べものは残さないでしょ」
「絶対食べるわよね」
「食べものは粗末にしたら駄目よ」
「それは絶対のことよね」
「失敗しても残さない」
食べものはというのだ。
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