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博士の挑戦状

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第百二十五話

                 第百二十五話  ティーパーティー
 先生達が紅茶が好きなのを見てだ、華奈子は美奈子に自分達の部屋の二段ベッドの自分のベッドから言った。華奈子が下の段に美奈子が上の段にいる。
「ねえ、皆で紅茶とお菓子飲まない?」
「ティーパーティーするの?」
「そうそう、そう言うわね」 
 華奈子は美奈子に言われてこう返した。
「そうしたことするのって」
「イギリスじゃよくやるみたいね」
 美奈子は上の段の自分のベッドから言った。
「あそこは紅茶の国だから」
「そうよね」
「いいと思うわ」
 美奈子は華奈子に微笑んで賛成の意を述べた。
「それもね」
「それじゃあね」
「ええ、それじゃあ紅茶とね」
「ティーパックあればいいわね」
「それとお湯ね」
「お湯は電子じゃーあるし」
「ホットティーよね」
 美奈子はその紅茶について尋ねた。
「飲む紅茶は」
「それ考えてるわ」
「じゃあその二つと」 
 ティーパックと電子ジャーにというのだ。
「ミルクね」
「ミルクティーね」
「レモンもいいけど」
 レモンティーにするというのだ。
「イギリスだとね」
「ミルクティーよね」
「それにして」
 そうしてというのだ。
「後はお菓子ね」
「チョコレートとかクッキーとか」
「そういうのを出してね」 
「皆で食べるのね」
「そうしましょう、和菓子でもいいけれど」
「やっぱりクッキーとかの方がいいわね」
「ええ、そういうのも出して」 
 お菓子はというのだ。
「楽しみましょう」
「それじゃあね」
「勿論私達だけでしないでしょ」
 美奈子は自分の下の段にいる華奈子に尋ねた、二人共今は普段着でそれぞれ仰向けに寝転がっている。
「参加するのは」
「クラウンの皆でどう?」
「そのこともいいと思うわ、それじゃあね」
「皆にも声かけてね」
「楽しみましょう」
「パーティーをね」
 こうしてティーパーティーを開くことが決定した、だが話はこれで決まった訳ではなかったのだった。


第百二十五話   完


                 2023・12・27 
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