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夢幻水滸伝

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第三百三十五話 ソルトレークシチー攻防戦その七

「勢力に思い入れがあってな」
「家族や自分達の場所を守る為に戦うので」
「それでこっちで訓練や教育が出来てな」
「軍律からの統制も容易ですので」
「常備軍を持ってな」
 そうしてというのだ。
「用いるべきや」
「それが一番ですね」
「そや、警察と常備軍でな」
「治安をよおしますね」
「軍は戦にな」
 これに加えてというのだ。
「災害救助とそこからの復興活動に」
「賊やモンスターの征伐ですね」
「それを行うさかいな」
 だからだというのだ。
「必要でな」
「常に存在していて動かせる常備軍ですね」
「傭兵よりもな、それでな」
 さらに言うのだった。
「軍を訓練して武器や兵器をな」
「充実させますね」
「自分等三州の兵の武器や兵器も統一するで」
 この政策も話すのだった。
「鋼鉄のものとか複葉機にな」
「それは有り難いです」
 スタインベックはトウェインのその話に目を輝かせて応えた。
「かなり強うなります」
「そうなるさかいな」
「武器や兵器は統一しますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインはホイットマン達も仲間に加えて三州もそこにいる者達も政に組み入れていった、そうしてだった。
 その政の中でだ、彼はふとミッチェルに言われた。
「あの、捕鯨ですが」
「ああ、食う為のな」
「この世界では鯨油はですね」
「使ってへんな」
「そうですね」
 共に食事を摂りつつ言うのだった、他の仲間達も一緒で共に休日のビーチでバーベキューを食べつつ話している。
「石油で」
「もうそうなってるな」
「それで鯨も食べてますね」
「こっちの世界やとな」
「日本もそうで」
 それでというのだ。
「我が国もですね」
「鯨はええもんです」
 エリカは今は牛肉を食べつつ言った。
「お肉や油だけでなく」
「何でもやな」
「骨や髭、皮も使えるので」
 だからだというのだ。
「是非です」
「捕鯨はすべきやな」
「海で数が増え過ぎてもあきませんし」
 エリカはこのことも話した。
「生態系乱して」
「そのこともあってやな」
「ある程度でもです」
「捕鯨はすべきやな」
「はい、そして肉を食べて」
 そうしてというのだ。 
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