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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五話 忠の世界その一

                          第五話  忠の世界
 にゃんぱいあ達の世界でのことは五代が終わらせた。しかしだ。
 響鬼は川の土手にだ。明日夢と横に並んで座りだ。そうしてだった。
 彼はだ。こう明日夢に話した。
「この戦いはかなり激しく長いものになるだろうな」
「にゃんぱいあちゃんの世界だけじゃないですか」
「うん、それに終わらないな」
 こうだ。川の銀色のせせらぎを見ながら話す。
「あの女のこともあるし」
「あと野獣ですね」
「多分それだけじゃない」
 他の世界の存在についてもだ。響鬼は言及した。
「にゃんぱいあの世界も出たんだ」
「なら他の世界も」
「関わってくるだろうな。だから」
「戦うんですね」
「今回の相手は魔化魅だけじゃない」
 他の存在もだ。今回の彼等の相手だとも言うのだった。
「その中で俺が一番気になるのは」
「野獣ですか?」
「いや、女だ」
 そちらだというのである。響鬼が一番気になっているのはだ。
「あの女だ」
「っていいますと」
「乾達と戦っていたあいつだよ」
「ああ、あの人ですか」
「明らかに何か知ってるしな」
 考える顔で言う響鬼だった。
「あいつと会いたいな」
「それで確めたいんですね」
「あいつが何処から来たか」
 響鬼は太陽の光を反射し銀色に輝いている川を見る。川は波打つ度に銀色に光る。その合間に青も見えている。その川を見ながらだ。
 彼はだ。明日夢に話すのだった。
「そしてその力も」
「スサノオが関わってるのは間違いないですよね」
「それは確かだな」
 このことはだ。もう言うまでもなかった。
「だから是非あの女と会いたいな」
「会えますかね」
「会えるさ」
 このことにはだ。響鬼は微笑みだ。
 そのうえでだ。こんなことを言うのだった。
「あの女の方から俺達の相手をしに」
「来るんですね」
「だから待っていればいいんだ」
「じゃあその間は」
「たちばなに行こう」
 まずはそこにだというのだ。
「それでお茶でも飲もう」
「何か落ち着いてますね」
「焦っても仕方ないからな」
 このことにはだ。響鬼は気さくに笑って話した。
「ここは明るくいこうか」
「そうですね。焦らず明るくですね」
「リラックスしていこうな」
 実に響鬼らしい言葉だった。
「それじゃあ何を食べる?少年は」
「少年じゃなくて明日夢ですよね」
「ははは、そうだったそうだった」
 かつての呼び名はだ。何となく出してしまった響鬼だった。そうしたリラックスした雰囲気でだ。二人はたちばなに行った。
 そしてそこで、であった。二人は店に入るとすぐに立花香須美と立花日菜佳にだ。こう言われたのだった。
「あれっ、響鬼さんですか?」
「明日夢君まで」
 何故かだ。二人は思わぬ客といった顔で二人を出迎えたのだ。
 それでだ。こう言ってきたのである。
「さっき何か連絡があって」
「来て欲しいって言われてましたけれど」
「えっ、誰にだい?」
 響鬼もだ。二人の話を聞いてだ。 
 すぐに怪訝な顔になってだ。二人に問い返した。
「そんなことを」
「威吹鬼さんと轟鬼さんからです」
「御二人に連絡はいってなかったですか?」
「あの二人に」
 それを聞いてだ。余計にだ。
 響鬼は首を捻りだ。そしてだった。
「というとまさか」
「魔化魅でしょうか」
 ここで明日夢も言った。
「それが出て来たんでしょうか」
「いや、まさか」
「あの人ですか」
「あの女かな」
 考える顔で述べる響鬼だった。
 
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