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スーパー戦隊総決戦

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第四話 また巡り合いその八

「この変な三人何だ?」
「ガイアークと名乗っているが」
「ああ、こいつ等はね」
 ハリケンイエローが彼等に応えて言う。
「何でも世界をゴミだらけにしてそこに自分達の世界を作るつもりらしいんだ」
「何だ、やっぱり悪い奴なんだな」
「それ以上に変な奴等だけれど」
 ガオブルーとガオブラックが話す。
「それで何かオルグと馬が合ってるけれど」
「敵ならそれじゃあ」
「うっ、これはまずいぜ」
「あの鬱陶しい忍者達まで出て来たじゃないの」
 ヤバイバとツエツエは彼等の姿を見て歯噛みする。部下達もだ。
「ここは撤退か?」
「どうしてこういつも作戦が失敗するのよ」
「ううむ、さらに共感を覚えるなり」
「全くぞよ」
 ガイアークの者達は彼等に非常に好意的である。
「我等はこの二人の親友となるなり」
「うむ、賛成ぞよ」
「努力は何時か必ず報われるでおじゃる」
 ケガレシアに至ってはハンカチで涙を拭っている。指の先にそのハンカチをやってそれで目を拭いているのである。
「さあ、それでは共に撤退するでおじゃるよ」
「仲間も大勢いるなり」
「さあ、行くぞよ」
「待て!」
「何処に行くつもりだ!」
 カブトライジャーとクワガライジャーが追おうとする。
「今度は御前達まで出て来てか!」
「どういうつもりだ!」
「どういうつもりもないでおじゃる」
 ケガレシアは一転してむっとした顔で彼等に返した。
「御前達のせいでわらわ達の計画は御破算でおじゃる」
「ちょっと待て」
 ボウケンブラックがケガレシアの今の言葉に突っ込みを入れる。
「御前等そもそもここで何を計画していたんだ?」
「ここに俺達の基地を作るつもりだったんだよ!」
「一体何度言わせるつもりよ!」
 ヤバイバとツエツエの言葉は抗議になっていた。
「全くよ」
「いい加減覚えなさいよ」
「っていうか僕達あんた達とここで会ったのはじめてなんだけれど」
「そうですよ。そこの青い服のお姉さんには前に一回会ったけれど」
 ボウケンブルーとボウケンイエローにこう突っ込まれる。
「それで聞いたんだけれど」
「そうだよ」
「お姉さんと言ったことは褒めてあげるわ」
「おい、突っ込むのはそこかよ」
 ヤバイバはすぐにツエツエに言った。
「そこなのかよ」
「それは褒めてあげるわ」
「そうでおじゃるな。いい心掛けでおじゃる」
 ケガレシアも満足そうに言ってきた。
「わらわ達はまだまだ若いでおじゃるよ」
「そこで満足するところがあれだな」
 ボウケンシルバーはそんな彼女達に対して容赦がなかった。
「まさにおばさんの証拠だな」
「何ですって!」
「聞き捨てならないでおじゃるよ!」
 今度は即座に怒った彼女達だった。
「何で忌々しい」
「口惜しいでおじゃる~~~~!」
「口惜しいのはいいけれどよ」
 そんな彼女達にガオブラックが突っ込みを入れた。
「あんた達な」
「何よ」
「何でおじゃるか?」
「話が本題から外れていってるぞ」
 このことを指摘したのである。
「さっきからな」
「むっ、そうだったわ」
「忘れていたでおじゃる」
 それは何時の間にか忘れてしまっていた二人であった。
 
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