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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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11-11

 試験が終わっての初めての土曜日。充ちると繭子が練習に参加してきた。今度は、とりあえず、紅林先生から校長先生には報告をしてもらっていた。

 今日は、何故かサッカー部の練習は休みだったので、グラウンドをフルに使って、紅林先生も来てくれていて、実際にタックルの練習もして、フォワードの3人が相手方になって、私達のライン攻撃の練習なんかも行って、実践的な練習をやることが出来ていたのだ。

「ねぇ ウチ等が週1ぺん行く クラブチームと試合せーぇへん? リーダーにあんた等のこと話したら やってみたいって言ってたんやー メンバーには比較的 経験浅い子中心で組むからってー 多分 ウチ等ふたりも出ると思う どうやろー?」と、練習が終わった後、充ちるちゃんがみんなに話し掛けてきた。

「やろー やろー ええ話やんかー」と、真っ先に美玖先輩が言い出した。

「うん やってみたいなぁー」と、私も賛成したけど、栞奈と璃々は考えているふうだった。

「なんや 栞奈 乗り気ちゃうんか? 璃々も」

「ウチ なんか 恐いネン いざ 試合ってなるとなー」

「そんなん 出口中の監督もゆうてたヤン 充分 通用するってー」

「そうやー ウチ等 全国めざすんやろー? その第一歩やー 踏み出さなー」と、桜子先輩も賛成していた。

「そうやー 踏み出さなー なっ 璃々は?」

「うーん ウチは ここで めちゃめちゃに打ちのめされるんが怖いけど 紅林先生にも相談せんとな」

「璃々にしては 慎重やねー 大丈夫や みんなで立ち向かっていけば・・ 経験積まなぁー なっ みんなもそうやろー?」

 栞奈と璃々以外はみんな賛成だった。それで、璃々も紅林先生に了解をもらうことになったのだ。

 お昼ご飯を済ませて、泉希と小学校の時の集合場所で待ち合わせて、

「なんやー 泉希 そんなに短いの穿いて来てー いまさら 利勝君 誘惑するつもりかぁ?」

「そんなん いまさらー そんなんちゃうわー 何となくなー でも、下はアンダーパンツのままやでー」と、パステルグリーンのスカートからチラッと見せたのはラグビーパンツの下に穿く黒のサポーターパンツのままだった。

 利勝君のとこに向かって、店先には、お母さんと小さな女の子が居て

「あっ みーねえちゃん」と、泉希のことは知っているのだろう、泉希の手を握ってきていた。

「久美ちゃん げんき? 学校は楽しい?」

「うん 楽しい だけど、近くには お友達居ないんだぁー」

「そっかーぁ だんだんと子供も少なくなってるかもねー」

 久美ちゃんが、先に立って利勝君の部屋に案内してくれて、泉希は部屋に入るなり

「わぁっ くさー 利勝 女の子が来るんやから もっと 空気入れ替えときぃーやー なんか 部屋ん中も湿った臭いやでー」

「そうかぁー 窓開けてたら、寒いんちゃうかなって思ったから」

「まぁ ええわー ちょっと 空気入れ替えよー」と、泉希ちゃんは窓を開けてバタバタとしていた。その時に、スカートから黒いのがチラチラと見えているのにー・・。

「久美 これから、みんなで勉強するんだから、あっちに行ってな!」

「うーぅ 久美もここで お勉強する」

「ダメ! おばぁのとこに行ってなー」と、利勝君は久美ちゃんを追い出していた。

「ねぇ 幾つ?」と、私は利勝君に妹が居たなんて知らなかった。

「あぁ 1年生 甘えん坊だよ」

「そう 仕方ないよねー まだ 小さいんだものー でも 可愛いじゃぁない」

「まぁ 歳も離れているからな みんなが 甘やかすんだよー」

「利勝も 充分 親に甘えてきたんじゃぁないの! さぁー 数学からね 1年の復習から 他の学科は覚えなきゃーしゃーないから、自分で教科書を見返してネ」

 教科書の最初から説明していって、終わりに載っている問題をやって、泉希が持ってきた問題集を説明しながら解かせてといった調子で進んでいった。私は、その横で自分でも復習のつもりで一緒にやっていたのだ。最初はスムースだったのだけど、2学期の後半になってくると利勝君も間違うことが多くなって、夕方近くになっていた。その時、お母さんが、宿場餅とお茶を持ってきてくれて、黙って、置いて出て行ってしまった。

「わぁー みゅうみゅんは これっ 好きなんだー」

「そうかー じゃぁ 今度 僕が練習したやつ 持ってってやるわー 売りもんにならんからー」

「うん うん それっ うれしいー」

「なぁ 今日 サッカー 休みやったんやろー なんで?」

「うん こん所 いろいろと学校行事あるからちゃうかなー よー 知らん」

「ふーん サッカー部はやる気あるよーで無いねんなぁー まぁ ウチ等はグラウンド自由に使えるからその方がええねんけどなー なぁ みゃん?」

「そう そう 今日の練習は 実戦的で良かったワー 泉希がね パス受けて突っ込んでいって 短いパスを璃々に出して 利勝君の可愛い璃々がね また 突進して ウチにパスを出して、朝陽に繋いだの! 理想的よー」

「わかったよー その 可愛い璃々ってなんだよー」

「だって そーなんでしょ? 利勝君の・・・」

「・・・ 冷やかすなよー」

「そーいえば この前のマラソン 利勝君 そこそこやったんやろー?」

「ああー 15番目位やった」

「ウン まぁ 頑張ったヤン もう こもってた頃の利勝君と違うネ! あのねー 璃々は 昔 男の子にいじめられてたから 信頼出来ないんだって! だから・・・優しい男の子には弱いかもよ」

「ふ~ん いじめられてたんだ・・・ かもな 小学校入った頃・・・ あいつ だったかなー」

「なんやのー その ええ加減な・・・」

「だってよー そんな 前のこと覚えてるかぁー それに その頃は意識してないしー」

「まぁ ええ! 忠告したよ! 璃々は ちゃんと向き合えば ちゃんと返ってくるよ ええ加減なのは、絶対に通用せんからー わかったぁー?」

「うっ うん わかったよー なぁ 颯先輩も泉希にちゃんと向き合ってきたんかぁ?」

「うっ 何の話や?」

「だって 泉希は颯先輩と付き合ってるんやろ?」

「ふむー 利勝 何ゆうてるん? ウチはそんなん知らんでー」

「へっ へっ? だってよー いっつも 颯先輩は 泉希ちゃん 泉希ちゃんって話てるヤン」

「そんなん 知らん 知らん! 勝手にゆうてるだけやー ええ奴やけど、付き合うも何ンも無いでー それに、ウチは・・・」

「あーぁ こいつ もっと鍛え直さなあかんでー 曇っとる なぁ 泉希 春休みになったら、又、河川敷でしごいたろうなっ?」
 
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