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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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10-6

「みゅうみゅん どうだ? 今年もクリスマス どっか 行きたいか?」

「うーん 今年はいいよ 別に、クリスマスだからって・・・キリスト教じゃぁないし おじちゃんも忙しいだろうし みゅうみゅんよりもいい人いるじゃぁない」

「ばか なに 言ってるんだ そんなのは・・・ あのな じゃぁ 僕からのクリスマスプレゼントがあるんだ 楽しみにしていてくれ おそらく みゅうみゅんは飛び上がって喜ぶと思う」

「えー なに なに なにー」

「まぁ 24日には渡せると思う」

「へぇー 楽しみだなぁー」

 私は、わくわくしながら24日の夜を迎えていたが、おじちゃんは帰りが遅くって、待ちくたびれて寝てしまっていた。そして、夜中に部屋の中に誰かが入って来る気配で眼が覚めた。なんなのーと思いながら、ベッドに近づいてきたと感じて、その時、私は毛布に被さったまま、飛び起きて「わぁー」と、叫んで、タックルを・・・

「うっ」っと言ったまま、その人は尻もちをついて、私は、押し倒していた。

「なんだ みゅうみゅん 起きていたのか? 僕だよ」紳おじちゃんだった。

「えっ だって 襲われるんかと思ってー 普通 そんな まんがみたいな登場する?」

「いや まぁ 帰るの遅くなったし サンタのプレゼント 枕元に置いておこうと思ってー 子供じみてたか?」

「うん ちょっとね でも 怖かったんだよ」

「すまん すまん これっ プレゼント」と、小箱に入ったものを渡してきた。その時、ばっちゃんが部屋に急いで来た様子で

「大丈夫? 実海ちゃん 叫び声がして、ドスンと音がして・・ なんで 紳がここに居るの? 二人で何してるのよー!」その時は、私はまだ おじちゃんに毛布のまま被さったままだった。

「いや みゅうみゅんが寝ている間に プレゼント クリスマスの 枕元に置いておこうと思ったんだけど みゅうみゅんに不審者と間違われてタックルくらってしまった」

「まぁ あなた 何やってんのよー 実海だって もう レディなんですからね わきまえてもらわないと 勝手に部屋に入るなんてー」

「いや 本当に 申し訳ない そーだな いつまでも 子供じゃぁないんだものな」

「おじちゃん ごめんなさい ウチ 確かめんとー ばっちゃん ごめんね 起こしてしまってー」

「いいのよ 紳が悪いんだからー まぁ たいしたことで無くて良かったわ」と、戻っていった。

「ねぇ 紳おじちゃん 開けて良い?」と、リボンをほどいて箱を開けてみると、ひとつひとつが厚めの紙にくるまれて、幾つものバッジが・・・金属製でCyancyanSの一文字が、そして 、一つのa はラグビーボールの形なのだ。

「わぁー これって おじちゃん ウチ等仲間のバッジ?」

「あぁー そうだ! みゅうみゅんの仲間の印だよ 12コある まだ仲間増えるだろうからー それは、ウチの会社から頼んで北川さんに作ってもらったんだよ 僕からのみゅうみゅんへのプレゼントだ」

「うわぁー ありがとう おじちゃん」と、床に座ったままのおじちゃんの首に抱き着いて、又、押し倒してホッペにチュッっとしていたのだ。

「あっ あぁー そんなに喜んでもらえて嬉しいよ! だけど、みゅうみゅんはストレートに感情を表現するなぁー ふふっ 姪っ子のチュッかぁー サンタになって良かったよ」

「あーん 今の内緒だよ ばっちゃんにも」

 次の日、私は意気揚々と朝、バス停に向かったら、泉希が先に

「ねぇ ねぇ 聞いてー 昨日の夜 ヨッさんとクリスマスディナーに出掛けたんだぁー 市駅の近くのステーキレストラン」

「えーぇー そんなん 抜け駆けヤン」

「なんなん 抜け駆けって言葉 ちょっと ちゃうんちゃう?」

「あっ そーやなー でも いきなりヤン」

「うん でもなー みゅんに報告するんは 終わってからのええと思ってなー」

「まぁな で? どうやったん?」

「そらーぁ 感激したでー お肉も美味しかったし それにな ウチ ちょっと大人ぽい服で化粧もな お店の人がヨッさんに 今日は素敵なお嬢さんとご一緒ですかって聞いてたんよ 彼 時々行くみたいでー そーしたらさー ヨッさんは ええ 彼女に近い人って 返答してくれたんよー わかる? 彼女ってー ウチ それから、ず~っと幸せいっぱいでさー」

「わっ わかったよー で それから?」

「それからって? あっ モコモコのルームシューズもらった X'masプレゼント ウチ なんも用意してへんかったんやけどー そんで腕組んで、家まで歩いて、送ってくれたのよ」

「なーんだ それだけかぁー」

「それだけよ 前にヨッさんからは言われてるからね でも 幸せなんだぁー」

「ふ~ん 泉希って ヨッさんのことになると 壊れてしまうんだからぁー」

 練習前に私は持ってきたバッジをみんなに見せると、大騒ぎで カッコいいー とか言っていて、練習の途中でも紅林先生が、ヘッドギァとマウスピースを届いたぞと持ってきてくれた。

「いいかー これをしたからっといっても安全じゃぁないんだぞ 気を引き締めていくぞー それと、明日、12時からサッカー部の後、グラウンドを借りることになった。思い切ったオープンの練習をするぞ 年明けて、6日は出口中と合同練習だ 11時から女子の練習をするって 勿論 向こうは二人だけど男子も手伝ってくれるそうだ。その為にも、不細工なことは出来ないぞ 気合を入れていけ!」

 その日は、私達はいつもより声を出しながら張り切っていた。そして、次の日もボールをパスしながらオープンとか切り返しなんかも確認しながらくり返しやっていたのだ。終わった時は、2時を過ぎていたけど、紅林先生も門田先生も見守っていてくれたのだ。そして、サッカー部の3人組も・・・。

 次の日は、練習の年内最終日だったのだけど、昨日と同じような調子で、だけど、私達は希望に燃えていて、みんなが張り切って声を上げていた。サッカー部の3人組も最終日だからとダミーで相手に入ってくれていた。そして、グラウンドの土手の上には、校長先生の姿もあったのだ。 
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