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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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9-4

 次の日の夕方、倉庫でヨッさんが荷物の片付けをしていたので

「ヨッさん 昨日は、楽しかったワー ありがとうネ」

「あぁー みゅうみゅん 楽しくて良かったですわー」

「うん 特に ヨッさんも楽しかったでしょ! 女の子に囲まれて・・・ モテモテだったわね」

「いや まぁ たまたまですわ あんなこと」

「あのね 泉希が すごぉ~い嫉妬の眼で見てたの 知ってる?」

「はぁ そーでっかー でも 別に・・ 何でも無いですから それに、俺だって 男ですから、女の子とはしゃぐことありますよ あんなことって そんなに無いからー」

「そう? 子供相手より 楽しいよねぇー ねぇ 泉希とじゃぁ ダメなの?」

「ダメっていうか そらぁー まだ 中学生だから 気使いまっせー  変なこと出来ないしー」

「ふぅーん 変なことねぇー 中学生だから?」

「そーゆう意味ちゃいまっせー 泉希は大切な人だから・・・ もう 勘弁してくださいよー なんで、みゅうみゅんにそこまでー 仕事中でっせー」

「あー わかった わかった! 邪魔して ごめんネ だけど ヨッさんはダチやから気になるヤン」

「はぁ ダチ でっか? そーやったでんなー」

 練習が終わった後、泉希に

「昨日 ヨッさんをからかってみたんだー 琵琶湖に行った時のこと」

「からかったってー?」

「うん あの女の子達と仲よーやってたやんかー 泉希が嫉妬の眼で見てたよって」

「みゅん なんちゅーことを・・・ それで、彼は なんて・・?」

「ふふっ 気になる?」

「こらっ 意地悪!」

「えへぇー あのね 彼女等とは別に何でもないって ほらぁー ヨッさんって野球ばっかーやったやんか それで、女の子達と話す機会も無かったんよね だから、あんなの初めてで楽しかったんちゃう? そんでも 泉希のこと 大切な人だってぇー 特別って思われてるんだ 泉希」

「もぉーお みゅん」と、私の肩を叩いてきていたけど、すごく 嬉しそうだった。

 数日後、泉希に呼ばれて

「秘密の話だよ ウチ 今度ヨッさんのお休みの時 京都に連れてってもらうんだぁー 夜のライトアップ 貴船神社の笹飾り」

「えっ えー 夜?」

「うん お昼過ぎに会って、夕方 ご飯食べてね それから、ぶらぶらと ウチ 浴衣で行くんだぁー」

「へぇー 良いなぁー ラブラブやんかぁー」

「うん そーなるといいな! ちゃんと腕組んで歩くからね あっ そうだ ヨッさんには このこと打ち明けたのって内緒だよ! みゅんに知られると また からかわれるからだって!」

「まぁ まぁ そのまま 人目避けて ・・・なんとか ちゃってネ」

「やーだぁー みゅん」

「泉希 幸せそうね いいなぁー 羨ましい」

 私はと言うと、たっ君に宿題の絵を描くから付き合ってと言っていた。今度の日曜日と約束していて、山の上の神社で街が望める展望台のある所。私は上から見た街並みを描くつもりだった。たっ君は仕方ないので、読書感想文の本を読むと言っていたから、私は、お弁当も用意していた。

 朝から、たらこと高菜、タケノコと椎茸のつくだ煮には胡麻をまぶして、ウインナーを詰めて、10時に待ち合わせて、神社を目指した。私は、迷ったけどチェックのジャンパースカートに いつもの麦藁のカンカン帽で背中にリュックとスケッチブックも下げて出掛けていた。会った時、リュックはたっ君が背負ってくれて、上に着くと暑いせいなのか誰もおらず、私は、丁度、木陰になっているベンチに跨るように陣取っていた。

「みゅんみゅん そんな恰好で描くんか?」

「うん 誰もおらへんしなー このほうが安定するしー」と、描き始めると、たっ君も背中合わせに座っていた。まわぁまんまーも何度かここから絵を描いたんだろうなと その時から景色は変わったんだろうか その時も、たっ君みたいに、おとんも側に居たんだろうか と思いながら描いていた。鉛筆で描いて、家に帰ってから、薄く色付けするつもり。

 お昼近くなって、たっ君が私を植え込みの陰に連れて行って、キスをしてくれた。軽くだったけど、当たり前のようなキッスだった。おにぎりをほおばりながら

「うまい みゅうみゅんのはうまい」と、言ってくれていて

「卵焼き作ろうと思ったけど 傷むといけないから ウィンナーにしたの」

「うん いいよ 別に おにぎり うまい なぁ みゅうみゅん等 相手居なくて 練習も張り合い無いやろー?」

「そーだね でも ウチ等 まだまだ 練習せんと あかんしなー」

「僕等3人で 相手になるかもと 監督に話したんだけど 反対された なまじ ラグビーなんかやると 怪我するからと」

「そーだよね でも ありがとう 気にしてくれて」

「まぁ 僕なんかより 重光が乗り気でなー みゅうみゅんのことが好きみたいだぜ」

「・・・うーん どういう好きなんやねん?」

 そして、陽が傾いてきた頃、私は出来た と帰ることになって、私達は二人とも自然に山林があるほうに下って行った。そして、あの少し開けたところに来て、たっ君に手を引かれて 引き寄せられて、唇を合わせていた。彼も我慢できなかったみたい。彼の舌がもぐりこんで来て、私もそれに応えていて、甘くて頭がじ~んとなって、身体すべてを彼に預けていた。

 ボタンをはずされて手が胸に入って来て、もう片方の手はスカートの下から私のお尻を引き寄せようとしてきていた。しばらく、そのままにされていたが

「あかんって そんなんダメだってゆうたヤン う~ん たっ君 誰か来たらー」

「ううん みゅうみゅんのお尻も胸も 可愛い」

「だってぇー こんなん ウチ おかしぃーなる」

「ええヤン おかしぃーなっても みゅうみゅん 今日のパンツは白なんやなー」

「うー この頃な 白ばっかりやー あかん?」

「いいや 可愛いよ」と、いきなり たっ君の手が滑り込むように 直接 肌に・・感じていた。

「あかん 嫌だぁー やめてーぇ」と、私は、思わずたっ君の胸を突いていた。

「ごめん ウチ まだ そんなん・・・アカンってゆうたヤン」

「そうかー まだ なんか? もっと みゅうみゅんを感じたいんだ」

「まだ! ごめんなぁー たっ君 こんなことしたいの わかるでー あそこ大きいなってるもん でも 恐いよー まわぁまんまーにだって叱られる」

「いいよ しょうがないよ みゅうみゅんが その気になるまで でも 僕は、もう 鬼がこようが その気になっているかもな みゅうみゅんの全部 もう一度 見たい」

「・・・ あかん・・そんなん・・・やっぱり・・・」 
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